内容説明
アメリカ市民は、平和な生活が約束され、政治家は真実を語り正しい決断をするものと信じていた。しかしそこには、孤独癖の強い男ニクソンや、権力に取りつかれたフーヴァーらがいた。
目次
ニクソンの孤独
フーヴァーの帝国
秘密工作
ジャーナリズムの陥穽
ダレスの泥沼
最高裁長官の決断
黒人少年の死
北への脱出
エルヴィスとディーン
栄光のGM
コマーシャルの女王
“理想”の家庭
灰色の服を着た男
著者等紹介
ハルバースタム,デイヴィッド[ハルバースタム,デイヴィッド][Halberstam,David]
1934年ニューヨーク生れ。ハーヴァード大学卒業。ニューヨークタイムズの海外特派員として活躍。’64年ベトナム戦争報道で、ピュリッツァー賞を受賞。政治・経済・社会を徹底取材するアメリカを代表するジャーナリスト
金子宣子[カネコヨシコ]
1942年東京生れ。津田塾大学卒業。日本IBM勤務を経て翻訳家になる
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感想・レビュー
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中玉ケビン砂糖
20
第二部。アメリカの50年代とはすなわち「ビートルズ以前」の時代であり、旬な話題で言えば「フォー・シーズンズ」の時代でもあった。エルヴィス・プレスリーやジェームズ・ディーンという「アメリカの神話」が作り上げられ、人々は熱狂の最中にあったことだろう。一方で、政界ではニクソンが辞任し、FBIという巨大警察機構を作ったフーバーが秘密工作的権力を行使し続けたという背景があった。ジャーナリズムが金権主義に堕落していくなか、そして、過激な公民権運動の暁とも言える、名もなき黒人少年の死も。GMが猛烈に躍進し、2014/10/31
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