内容説明
真っサラの領収書にニンマリ、会社の備品をちょいと失敬、お愛想のつもりの軽いひと言…。「この程度なら」と思っているアナタは、すでに犯罪者予備軍。
目次
第1章 「この程度なら」という感覚が危ない―あなたを待ち受けるビジネス社会の魔の一瞬(カラ出張でも、会社に損を与えないケースなら問題はないのか?;自分の地位や職権を利用して下請業者にタカる行為は? ほか)
第2章 軽くいったつもりの一言が法にふれるとき―「つい、うっかり」ではすまされないこんなケース(不用意な発言をして部下が出社しなくなったら?;会社に持ち込んだ私物を上司が勝手に排除したら? ほか)
第3章 「会社のために」やっても問われる罪―これだけは絶対免れない自己責任とは?(部下が接待をしたことにして伝票を偽造したら?;顧客リストをコピーして転職先に持っていく行為は? ほか)
第4章 このちょっとした“つき合い”に潜む恐い罠―心のスキを狙われる人間関係の思わぬ盲点(切りたい外注先から接待を受け、お車代まで…どうする?;健康保険証を他人に貸して使用させてしまったら? ほか)
第5章 「自分だけは大丈夫」と侮れないこと―あなたに突然襲いかかる恐怖のトラブル(不倫現場を相手の夫に見られて訴えられた。その代償は?;正当防衛のつもりでも、相手にケガを負わせてしまったら? ほか)
著者等紹介
山之内三紀子[ヤマノウチミキコ]
1948年福井市生れ。早稲田大学法学部卒業。京都地方検察庁検事等を経て、現在弁護士(第一東京弁護士会所属)。商法違反(特別背任)など会社犯罪の弁護のほか、会社法務、少年法を得意とする。芸能人の代理人をすることも多く、テレビなどにコメンテーターとして登場することもしばしば。主な著書に『マンガ民法入門』(大蔵省印刷局)『サラリーマンの落とし穴』(毎日新聞社)などがある
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