内容説明
『ジェーン・エア』のシャーロット、『嵐が丘』のエミリー―19世紀半ばという時期に、ヨークシャの片田舎の寒村ハワースで、世間とほとんど没交渉の生活を送った彼女たちに、どうしてこのような傑作が書けたのだろうか。シャーロットの強い個性、エミリーのすさまじいまでの激情はどこから生れたのだろうか。姉妹の創作の秘密を、肉筆の原稿や肖像画など、多数の図版を使って解明する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
19
絵や写真がたくさん載っていて興味深かったが、翻訳がぎこちなくてよく意味がわからないところがあった。2025/07/11
ボナンザ
3
約20年ぶりに再読。 「嵐が丘」魅せられて買った本だったけれども、19歳当時では理解できなかったことが40代を目前にした今では理解でき、充実した読書体験となりました。 ただ、この本の原書が発行されたのは1969年とかなり昔。 だからかどうかわかりませんが、大河ドラマのような語り口が少し古臭くまどろっこしい感じがしました。 また、年代順にエピソードが並んでいるのですが、唐突に出てくる人名や地名、前後の話とつながらないようなよくわからない言い回しがあり、理解できないまま読み飛ばした箇所も幾つかありました。2014/09/24
kuukazoo
2
BOの100円棚で発見。小学4年生で『嵐が丘』を読んで以来エミリーをはじめとするブロンテ家の人々への興味はn×10年間尽きずにいたがこんな本があったとは知らずにいた。内容は姉妹の中では一番長生きし存命中に作家として名を馳せたシャーロットがメインなのはまぁ仕方ない。写真や絵も多く当時を想像させる材料も豊富。ただ地名が頻出する割になぜか地図がなくてわかりにくいまま読まねばならなかったのが残念だった。『嵐が丘』や『ジェーン・エア』をまた読みたい。2015/02/27
けちゃ
0
シャーロットとエミリーの小説は読んだことがあるが、アンのものはまだ読んだことがない。なかなか手に入らないのである。たとえ評価の乏しいアンでも、いつか読んでみたい。過酷な環境で育った彼女らに同情するわけではないのだが、どうも彼女ら、「ブロンテ三姉妹」には、どこか愛らしいところがある。(ブランウェルのことも忘れてはいないぞ)2014/02/13
十一
0
エミリーの出番が少ない2011/12/03
-
- 電子書籍
- 没落令嬢なのに第2皇子に求婚されていま…