アーサー・ランサム全集 オオバンクラブの無法者

アーサー・ランサム/岩田欣三

岩波書店（1981/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 452p／高さ 23cm
• 商品コード 9784001150353
• NDC分類 K933

出版社内容情報

復活祭休暇の物語．ディックたちは，ひなをかえすオオバンの巣を守ろうとして大事件にまきこまれる．ノーフォークの広大な湖沼地帯にくりひろげられるスリルにみちた追跡劇．

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mocha]

ノーフォーク湖沼地方を舞台に、少年たちがヨットを操っての冒険物語。まさに古きよき時代、子どもが遊びながらしっかりと生きる力を身につけている。ヨットの知識があればもっと楽しめただろうな。いっしょに冒険を楽しんだり、手助けをしてくれる大人たちがいることで、わくわくする中にも安心感がある。アーサー・ランサム自身の挿絵がとてもいい。「チン」のウイリアムの絵はどう見ても「パグ」だけど。

2016/04/17

[ぐっちー]

前作で登場したD姉弟が、ノーフォークへとやってきます。そこで出会ったトムと双子と供に湖沼地方を帆走します。いつもの4兄妹やナンシィ達がいない為か、雰囲気が違いますね。スーザンがいない艦隊は食事やお茶の時間がグダグダなのが笑えます。トムの心の成長が素晴らしい。いつかこんな旅がしたいなぁ。（マーゴレット号の連中みたいなのと一緒になるのは御免ですけど。）

2015/06/28

[ぱせり]

（再読）　リアルな冒険はスリリングでおもしろいし、ノーフォーク湖沼地方の美しさも堪能したが、子どもたちの想像力たっぷりのごっこ遊びの世界がなつかしい。早く湖水地方に帰っておいで。

2009/08/04

[dumpty]

再読。ウイリアムに拍手！

2010/05/29

[Mrs.Holmes]

夏といえばこのシリーズ。アウトドアと冒険への憧れが掻き立てられます。ヨットを帆走させながらその上で生活するなんて憧れてしまう。所々、気の利いたユーモアも笑える。

2009/08/12