内容説明
元米海軍特殊部隊員ジョン・ケリーは身籠っていた妻を一瞬の事故で奪われ、魂の脱け殻と化していた。虚ろな日々を漂うケリーだったが、偶然助けたパムという哀れな娘を介抱する過程で、自らも癒され、復活を体験する。そして、パムを辱め続けていた麻薬組織への復讐を誓い、組織構成員を容赦なく“始末”し始めるのだが…。クランシーの新時代を告げる孤高のヒーロー、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
11
新規購入ではなく、積読状態だったもの。 2012/5/23~5/30 16年ものの積読本。超久しぶりのクランシー作品。相変わらず,格好いいが,ちょっとダメな,憎めない人物が主人公。下巻が楽しみである。2012/05/30
武蔵野きつね
9
前作で凄まじい活躍をした伝説のスパイ、クラークがCIAに雇われるまでの話。クラークは特殊部隊を引退し家族を失い傷心の中、ある女性と出会う。しかしその女性は麻薬グループに無惨に殺される。クラークの復讐が始まる。2021/01/09
いいちゃん07
2
「ジョン・クラーク シリーズ」 若き日のミスタークラークのお話です。 奥様との馴れ初めやベトナム潜入と第ゼロ話としてテンションが上がります。そして事件が、、、。彼の復讐が始まります。「レインボー・シックス シリーズ」にも繋がる重要な作品です。
yasu7777
2
★★★☆☆ 練馬2998-3312021/08/08
コージ
2
調べてみると初めて読んだのが23年前。月日が経つのが速い。ジャック・ライアン・シリーズのスピンオフ、元米海軍シールズ、ジョン・クラークがCIAに入るまでを描いた小説だが、これは軍事スリラー小説ではない。泥臭い、人間臭い、血生臭い小説で上巻は殆ど復讐物。女性が読むと少しキツいかと思うシーンが続く。こんな小説もクランシーは書けるんだぁ〜と、改めて思った。クランシーの遺作「米露開戦」は、まだ読まずに本棚にある。最近のクラークの活躍に胸が熱くなり、読んでおくべきと再読。下巻はミッションが待ってるはず。楽しみ。2019/03/16