内容説明
トラビスとの愛を祖母に引き裂かれ、ひとりロサンゼルスに旅立ったデリラ。彼女はハーブティーの会社を設立し、祖母譲りの経営の才能を存分に発揮して、女実業家として大成功をおさめた。夫と死に別れ、成熟した大人の女性としてボストンに戻ってきたデリラの心は、危険なかおりをふりまく昔の恋人トラビスと彼女を優しく見守る彼の弟ニックとの間で激しく揺れ動く。愛の大河ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻琴
1
(上巻感想欄から続き)祖母が支配的な振る舞いをするようになった理由は同情も理解も出来るけど、トラビスへの対応があまりに酷で最後まで許せず好きになれなかった。可愛い孫娘デリラと同じは無理でも、トラビスにももう少し配慮してあげてもいいのに。正当な理由でもデリラと別れさせたやり方はトラビスだけが悪者みたいで本当にかわいそう。あれじゃ悪事に手を染めるようになっても仕方ない。祖母が悪い。ニックも自分的にはあんまり。デリラの最初の夫が登場人物では一番好きだった。そしてトラビスも好き。→(コメント欄に続く)2015/10/27