新潮文庫<br> 赤いパイプライン

新潮文庫
赤いパイプライン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784102264010
  • NDC分類 933

内容説明

シベリア=西ヨーロッパ・パイプライン開通式を目前に控えた1983年12月、極寒の収容所から3人の囚人が脱走した。この事件はやがて凍土帯の少数民族の暴動へと発展する。クレムリンは軍を投入し事態の収拾に全力を傾けるが、脱走犯の足取りさえ掴めない。一方、現地に派遣された民警の女性検事アンナは捜査を進めるに従い、意外な真相に近付いていく。亡命作家が描く迫真のサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

16
ツンドラを席巻するパニックと暴動の嵐。シベリアと欧州を結ぶパイプラインの開通を前に極寒の収容所から脱走した囚人達による暴動とその収拾に派遣された民警の女性刑事アンナ・コーヴィナ。彼女は事件の捜査を進める内に意外な真相を突き止める。亡命作家トーポリによるポリティカルサスペンス。1990/04/20

Quijimna

0
亡命作家が描くソ連末期を舞台にしたサスペンス。北極圏シベリアのネネツ人の地で行われる大規模なガス掘削とロシアによる少数民族の迫害。オリエンタリズム的な民族描写が気になるがツンドラの民の生活や意識に触れられたのは収穫。★★★☆☆2010/08/20

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