内容説明
“旅の仲間”エディとスザンナを得たローランドは、二人を新たな“ガンスリンガー”として教育しながら“暗黒の塔”への旅を続けていた。だがやがて彼の精神は、“ドア”のむこうで救った少年ジェイクの記憶に引き裂かれていく。一方、現実世界に暮らすジェイクもまた…。彼らは再び“ドア”を開き、タイム・パラドックスを修復できるのか?緊張感満点、キング畢生の超大作第3部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
135
第2巻よりも、挿画がすごくなっています。サイボーグ的なクマに襲われたり、あるいは機関車が出てきたりと楽しめる感じになっています。主人公の仲間が二人増えるものの、精神的に少しおかしくなりつつあります。よくもこのような物語を考えつくなあと感じます。2016/06/27
市太郎
54
全巻で過去と矛盾する行為をしたことでタイム・パラドックスに陥り、二つの過去に引き裂かれそうになるガンスリンガー。精神崩壊の危機を脱するには、ジェイク少年をこちらの〈中間世界〉へと導いてくるしかない。鍵を握るのは仲間のエディ。まさに彼は現実世界へ続く扉の鍵を作ろうとするが・・・ラストは緊迫感溢れる展開でとても良かった。ガンスリンガーがパラドックスに苦しむとしたらジェイク少年も同じように苦しむのだが、二人が再びひとつになる時に自然に浄化されるというキングのやや強引だが魅力あるストーリーに惹かれる。下巻へ続く。2014/02/13
猫ぴょん
22
バラバラで無秩序だった物語がひとつまたひとつと繋がっていく~!パズルがパチっとハマるような感覚☆彡 この物語から退場したと思った登場人物が劇的な復活!! これで3人揃ったね☆彡3の下巻へGO☆彡 2020/06/30
あっちゃん
20
ようやく、落ち着いた一行になったので進むと思いきや、またも主人公がオカシイ(笑)あっちの世界とこっちの世界、両方気になりページをめくる手が止まりません!古本屋のオジサン人物紹介欄にあるんだから、コレで終わりじゃないよね?2016/11/01
友和
19
やっと再会したふたり。でも、まだまだ長い旅は続く。2014/10/06