• ポイントキャンペーン

新潮文庫
自堕落な凶器〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 463p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102185728
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

異なる主人公、異なる犯人。三つの異なる事件が描き出す、ある夫婦の20年。全米絶賛! 革新的手法の新ミステリー日本解禁!

1951年アメリカでひとりの作家が遺産相続をめぐり事件を起こしてしまう。追い詰つめられ、堕ちていく男が最後に選んだ行動とは……(第三部「墓場の刑事」)。トンプスンのパスティーシュで描く夫婦のある夫婦が辿る20年間の結末。3つの異なるミステリがつなぐ、興奮と驚きの物語。全米が絶賛した、著者衝撃の長編デビュー作は海外ミステリファン必読の作品。

内容説明

1951年アメリカで、かつての人気を忘れられない落ちぶれた作家が、遺産相続をめぐり事件を起こしてしまう。追いつめられ、堕ちていく男が最後に選んだ行動とは…(第三部「墓場の刑事」)。トンプスンのパスティーシュで描かれる、ある夫婦が辿った20年間の結末。三つの異なるミステリがつなぐ、興奮と驚きの物語。全米が絶賛した衝撃の長編は、海外ミステリファン必読の作品。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

熊猫

4
中編3編がそれぞれシムノン、チャンドラー、トンプソンのパティーシュになっている。 その手の作家が好きな人にはことさら面白いと思う。 そうでなくても、被害者(と言っていいものか)、関係者、犯人と別の視点で犯罪に関わる男の人生を(呆れながら)読めて興味深い。 時系列になっていないのもなんかいい。1編目のあれ?という感じは、残り2編で府に落ちるようになっている。 読み終えて、もう一度最初の1編を読みたくなる。2014/11/12

marsa

3
三つの中編からなる作品なんだけど作者はあんなにトーンを変えることができることが驚きでした。10年ずつ年代が違い、舞台になる国も環境も違うことは戸惑いでもあったんだけど素晴らしい書き手であるとおもう。2014/10/13

Neko*2

2
うーん、やはりこの構成に馴染めないまま終わってしまった。ラストの父と息子の話はなかなかいい展開で、最後どうなるかと思ったら、うーん、こう来たかと。ちょっとなぁ…のエンディングでした。2014/11/02

にゃんころ

1
シェムがもうほんとどうしようもないクズだった。悪になりきれない小者感がなんとも哀愁を誘う。第一部から考えるとクロティルドが哀れでならない。彼女はどうしてあの仕事を始めてしまったのか。そんなタマじゃなかろうに。みるみる堕ちていく2人を追うのはなんだかね…。最後のあれはどう解釈しようかな。2020/02/07

一柳すず子

1
二部続き。クロエ。第三部はノワール。はっきりとローゼンクランツが主人公。三部それぞれがシムノン、チャンドラー、トンプスンのパスティーシュ。前の部の話も絡めてくるのかなーと思ったけど基本、独立している。第一部が結構好きだったのでそれは残念。2016/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8172157
  • ご注意事項

最近チェックした商品