内容説明
1958年1月、レイチェルのもとに友人から一通の手紙が届く。そこにはDDTの大量散布によって、害虫と共に鳥や他の野生生物も殺されてしまった怒りと悲しみが綴られていた。ガンとの苦しい孤独な戦いのなか、多数の専門家の協力を得て完成した『沈黙の春』は、激しい論争をまき起こす。自然を愛し、地球の未来に警鐘を鳴らし続けたレイチェル・カーソンの生涯をたどる決定版伝記。
目次
第13章 『海辺』から
第14章 空―子どもの世界と夢
第15章 「たえず変貌するわれらの浜辺」
第16章 『沈黙の春』の起源
第17章 専門家を結集して
第18章 終り、そして始まり
第19章 『沈黙の春』から
第20章 嵐
第21章 旅路の終り