内容説明
幼いときから自然を愛し、作家になる夢を抱いていたレイチェルは、大学を卒業して政府の魚類野性生物局に勤務しながら執筆を続けた。やがて作家としての天賦の才能が開花、野心作『われらをめぐる海』がベストセラーとなる。歴史的名著『沈黙の春』で環境破壊を告発し、地球の美しさと生命の尊厳を守ろうとしたレイチェル・カーソンの生涯と作品を親しい編集者が紹介する傑作伝記。
目次
第1章 作家と主題
第2章 合流
第3章 「海のなか」
第4章 はじめての著書
第5章 『潮風の下で』から
第6章 ワシントン―戦中と戦後
第7章 「想い出の島」
第8章 行動による自然保護
第9章 『われらをめぐる海』に取り組んで
第10章 名声
第11章 『われらをめぐる海』から
第12章 思考の発展
著者等紹介
ブルックス,ポール[ブルックス,ポール][Brooks,Paul]
1909‐1997。ホウトン・ミフリン社の編集長を25年間務め、レイチェル・カーソンの主著『海辺』『沈黙の春』の執筆から出版まで著者と親しく関わる。役職を退いた後は執筆に専念。ジョン・バローズ・メダル、ジョン・ミュア・メダルなどを受賞
上遠恵子[カミトオケイコ]
1929年生れ。エッセイスト、レイチェル・カーソン日本協会理事長。東京薬科大学卒。1974年、ポール・ブルックス『生命の棲家』(後に『レイチェル・カーソン』と改題)を訳出。以来カーソン研究をライフワークにする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。