新潮文庫<br> 罠にかけられた男

新潮文庫
罠にかけられた男

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102165096
  • NDC分類 933

内容説明

再び姿を現わしたチャーリーは、莫大な価値の切手コレクションを狙う計画を嗅ぎつけた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

27
1990年3月8日読了。チャーリー・マフィン シリーズ第4弾。あらすじはもちろん、忘却の彼方。(2023年12月11日入力)1990/03/08

tom

17
チャーリー・マフィンシリーズの4冊目かな(?)。どうして、こういう展開になるのか、いまいち不明。展開の微少な部分を確かめるために読み直すのも面倒だから、そのまま流して読了。主人公のマフィンさん、いまだに流浪の身だけれど、今回の展開で、旧友ともいえるロシアのKGBの大御所との旧交が復活。ひょっとしたら、これから面白くなるのかも。などなどと、文句を書いたものの、400頁弱の文庫本があっというまに読めてしまうのだから、それなりの面白さの本でした。2015/05/25

bapaksejahtera

7
脂が乗って来たシリーズ4作目。恩人の息子の会社は米国開催のロマノフ王朝切手展の保険を引き受けた。マフィンは監督を依頼され米国に渡る。催しは切手マニアのマフィアを誘き出すべくFBIによって企てられた物。米政府に依って盗難が予定された催しだった。マフィンはこれに気が付き異議申し立てをするが却って当局に狙われる。彼は旧知のKGBを引き込み・・。マフィンは超人的な推理力でも偶然を引き起こす能力を使うのでもない。魅力的な小説展開である。これだけの切手を集めた展示会が大した説明なく実現する所は非現実的と感じたのだが。2020/08/21

Tetchy

6
いやあ、痛快、痛快。チャーリー・マフィンの常に人を喰ったような策士ぶりは健在。いや、それどころか組織に属していない分、上司に縛られていないので、むしろ更に狡猾さが増した感がした。権力ある者に屈せず、むしろその権力を嵩に横暴を貪る者達を嘲笑するように振舞う彼の姿は、上司-部下の上下関係に逆らえないサラリーマンの、こうでありたいという姿であり、溜飲が下がる気持ちがした。敵役のペンドルベリーもFBI版チャーリー・マフィンといったところ。クライマックスの銃撃戦へなだれ込む作者の物語運びの上手さに感服した。2009/11/08

コージ

5
KGBが絡むと俄然面白くなる。チャーリーがロシア皇帝の切手が盗まれるとソビエトに通報。本人もどんな展開になるのかわかってなかったと思うがKGBはスリーパーを起こす。そこからが圧巻。ピッグズ湾事件で捕虜になった反カストロのキューバ人兵士をモスクワで再教育し切手収集家のマフィアのボス邸に送り込む。結局キューバ人兵士は皆殺しになるがCIAはさぞかしビックリしたと思う。FBIとCIAは確執があり今回の作戦にCIAは絡んでないがCIAが悪者になる。確執があるからチャーリーはFBIに面が割れていない。非常に上手い。2021/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/31918
  • ご注意事項

最近チェックした商品