新潮文庫 奇岩城 - ルパン傑作集 ３

モーリス・ルブラン/堀口大学

新潮社（1989/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 293p／高さ 16cm
• 商品コード 9784102140031
• NDC分類 953
• Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[みっぴー]

あれ？ルパンってこんなキャラだっけ？なんか違う、、、新しい登場人物が増えるたび、お前ルパンだろと勘繰ってたら、中々先に進まず内容が全く頭に入って来なかった(´Д｀)出だしの時点で屋敷の構図がイメージできず、あれ？泥棒の数が合わないとか、もう始めからつまずきすぎ。作品と相性が悪かったのかも。一人称がわしって、、、ん～紳士っぽくない！

2018/04/24

[藤月はな（灯れ松明の火）]

最初はいけ好かなかったけどルパンを敵視していたのにルパンに惹かれるボートルレ君に次第に好感を持ちました。シャーロック・ホームズの仕打ちにルパンが「卑怯者！」と殴っていて大変、驚きました。これは悪党と呼ばれる者でも大事な者や考慮すべき過去はある人間であり、それを「真実」の名の下で無慈悲に断罪しかねない探偵への憤りもあったのだろうか・・・・・。

2013/04/01

[アルラ]

複数の皆さんで読む機会に恵まれ、恥ずかしながら初読み。慌ててすぐ手に入れたのが堀口大學先生翻訳、昭和３４年発行の新潮社文庫だ。小学校の図書館にあったルパン全集の中で題名知っているのはこれだけで、それだけ全作品の中でも名作であることはわかる。乱歩ファンだった小学生のﾜﾀｸｼ、たぶん南洋一郎先生版でも冒頭ですぐ本を閉じたに違いないww。当時ルパン全集に没頭したという方尊敬します。感想については偕成社版にて。堀口先生版ははもちろん名翻訳だけど、古典を読む時にはまず翻訳のオススメを選んでみるという事を学んだ次第。

2019/02/10

[ホームズ]

シャーロック・ホームズやガニマールよりも強力な敵であり友人であるボドレール少年(笑)ルパンの陰謀を幾度も暴きながら騙されてしまってるのがいい(笑) やはりルパン・シリーズに登場するシャーロック・ホームズは全く別物(--;)人質って(--;)しかもあんな悲しい終わりにしてしまうなんて(--;)

2009/02/04

[ｉｇａｉｇａ]

どうしても登場人物が出てくるたびに「あなたルパン？」と思ってしまう。だから１回読み終わった後、しばらくしてから読み返すときっともっと楽しめると思います。しかし少年探偵やらホームズとのコラボ（？）やら時代の先を進んでましたね。

2012/03/19