出版社内容情報
今ははや心よ黙せ ……。ニーチェからカルヴィーノまで、また漱石から三島まで、多くの魂を共振させた近代イタリア最大の詩人レオパルディ。西洋文学の深い流れを汲んだ「思索する詩人」が、ペシミズムの極限に見出した世界とは。その詩と散文の代表作を、彫琢された日本語で見事に再現。
目次
カンティ(イタリアに;フィレンツェで計画中のダンテの記念碑に寄せて;アンジェロ・マイに;妹パオリーナの結婚に際して;球技の勝者に ほか)
オペレッテ・モラーリ(人類の歴史;ヘラクレスとアトラスの対話;流行と死の対話;シログラフィ翰林院からの懸賞案;小鬼と地霊の対話 ほか)
著者等紹介
脇功[ワキイサオ]
1936年生まれ。1964年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。ブール学院大学教授を経て、同大学名誉教授(2017年逝去)。主な訳書に、アリオスト『狂えるオルランド』(名古屋大学出版会、2001年、日本翻訳文化賞、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞)などがある
柱本元彦[ハシラモトモトヒコ]
1961年生まれ。1995年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。名古屋芸術大学講師・ナポリ東洋大学講師などを経て、現在は大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いとう・しんご
8
カルヴィーノきっかけ。19世紀初頭、ナポレオンの侵入などで混乱したイタリアで執筆し夭折した後、約半世紀を経てショーペンハウエルやニーチェによって発見された詩人。韻文と散文を収録している。全体としてとても厭世的。解説がとても充実しているので、そっちから読んで正解でした。ご本人は詩人にして哲学者の積もりだったみたいだけど、感性的なものに強く牽引された厭世観という意味ではあくまでも詩人なんだよね、と思いました。プラトンの悪口を長々と書いているけれど、プラトンの方も追放の刑を言い渡したろうな、と思いました。2025/12/31
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