出版社内容情報
恐怖はいつも、意外な場所からやってくる。普段の帰り道、見慣れた職場、親しい友達。“それ”はあなたの日常に身を潜めて待っている。突然会社に来なくなった同期の行方、あり得ない死に方をしたパパ活相手、タワマンで起きる常識外の現象、現実を侵食する存在しないはずの子供の遊び、大好きな先輩に隠された猛毒、同級生が死んだ後に学校で出回った人魂の噂。ホラー小説界を牽引する新たな才能たちが贈る恐怖のアンソロジー。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Koichiro Minematsu
38
「箱の中身はなんだろな(背筋)」「涸渇(斜線堂有紀)」「枯れた街の上でも(上條一輝)」「まぎれ鬼(新名智)」「したたりの宮(皮肉屋文庫)」「ブルーライト(梨)」の短編集。 娘からの推し本。 ホラーであって、モキュメンタリーこわー。2026/08/09
lisa
18
夏といえばホラー。なのでこのアンソロジーを読む。全体的にとても面白く、アンソロジーというと合わない作品が出てきやすいけれど、こちらは最後まで愉しく読む事ができた。ただ、圧倒的面白さは背筋と斜線堂有紀。“箱の中身はなんだろな”のタイトルだけで薄気味悪さが出せるのって凄い。梨の“ブルーライト”もラストに相応しい青春もので、個人的に乙一を彷彿とさせる雰囲気で良かった。モキュメンタリーホラーも好きだけど、こういう物語のホラーもやっぱり好き。2026/08/09
くまちゃん
16
6人のホラーアンソロジー。上條一輝「枯れた街の上でも」新名智「まぎれ鬼」が良かった2026/08/20
アジツー
15
★★★★☆ ホラー版『プレゼント』といっても過言ではないような、それくらい粒揃いの、夏にぴったりなアンソロジーだった。 じっとりとした気持ち悪さが味わえた「涸渇/斜線堂有紀」、活字であるからこその一行にハッとさせられた「まぎれ鬼/新名智」が特にお気に入り。 『その他の危険』というタイトルはピンとこなかったので、そこが最も惜しいところに感じた。 読みながら終始鳥肌がたっていたのは、久々に読むホラーに怖気を感じたからか、はたまた効きすぎたエアコンの冷気のせいか…2026/08/22
遙
12
確かな文章力とホラーはお手のものな作者揃いの上質なアンソロジーでした。どの話も雰囲気があり、その中でもやはり大好きな斜線堂有紀さんの[涸渇]。どんなジャンルでも頭角を表すオールマイティーさ。各話男性主人公の中の、唯一の紅一点。女には女にしか書けない生々しさと、おどろおどろしさがある。特に斜線堂さんには彼女にしか書けない異色があり、私はすっかりそれの虜。 他にも青春の香りが強かった梨さんの[ブルーライト] こんなホラーもありだなと清々しい気持ちにさせてくれました。今の時期にそよりぞくりとなれる一冊です。2026/08/18




