出版社内容情報
推しが門司港にやってくる!? コンビニ店員中尾はアイドルの来訪に歓喜するが、彼には深刻な悩みがあった。故郷を遠く離れ、ホームシックに陥った専業主婦の佳織は、男を豪快に振るド派手な女性に出会う。かつてツギを深く傷つけた魔性の女の要求は「偽装恋愛」で……。北九州門司港の小さなコンビニを舞台に、大人たちの物語が幕を上げる。元気がもらえる大人気シリーズ第三弾。
内容説明
推しが門司港にやってくる!?コンビニ店員中尾はアイドルの来訪に歓喜するが、彼には深刻な悩みがあった。故郷を遠く離れ、ホームシックに陥った専業主婦の佳織は、男を豪快に振るド派手な女性に出会う。かつてツギを深く傷つけた魔性の女の要求は「偽装恋愛」で…。北九州門司港の小さなコンビニを舞台に、大人たちの物語が幕を上げる。元気がもらえる大人気シリーズ第三弾。
著者等紹介
町田そのこ[マチダソノコ]
1980(昭和55)年生れ。2016(平成28)年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。’21(令和3)年『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
440
ミツはとんでもない男だな。あの世の女も惚れさせるのか(笑)。そんな店長のミツの出番は少なめだけど、ツギと店員達がメインのシリーズ第3弾。光莉、推しと恋仲になってほしいなあ。たろくん、頑張れ~!佳織と宝に樹恵琉、いずれ最強の三人組になりそうだ(笑)。前作 、不穏な空気をただ寄せたツギを知ってる謎の女。つ、強い。弱さをみせてもいいんだよ。切ないわあ。なんだかんだで、いろいろありましたがね、元気をくれたのは間違いないね。今度は、どんなことが待ち受けてるのか、次作も楽しみだよ😊 2023/09/19
さてさて
406
『志波さん成分が不足している』、『門司港行きたい』。そんな思いに世の女性を捉えて離さない『コンビニ店長』の志波。この作品にはそんな志波が店長を務める『テンダネス門司港こがね村店』に関わる人たちの大人の恋の物語が描かれていました。圧倒的な存在感で物語を牽引する志波の存在を強く感じるこの作品。それぞれに展開する三つの短編に、サクッと読める読書を味わえるこの作品。代表作である「52ヘルツのクジラたち」の世界観とは似ても似つかぬコミカルな筆致に振り切った町田さんの懐の深さを改めて感じたシリーズ第3作な物語でした。2024/08/03
mae.dat
335
シリーズ第3弾目。フェロモン兄のミツが、その強烈なフェロモンにて(?)幽霊に取り憑かれ、除霊のためには紙面からは退場していてくれたので、今回はフェロモン臭に侵され、中てられる事も無かったですよ(なに、その展開( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈))。志波家の面々の事情が徐々に明らかにされて行きましたし、今後更に詳らかにされて行くのでしょうね。それに周りの皆さんも。ミツが控えた分ツギが、と言うか……神崎華さんね。そのフェロモン(?)にやられた廣瀬くんとの関係も語られて行くのでしょうかね。どうなるのテンダネス。2024/07/06
fwhd8325
272
こうしたシリーズ作品は、読者の満足を維持させていくことを考えると、本当に頭が下がる思いです。今回もテンポよく楽しませていただきました。みんな元気でいてよかった。そんな気持ちにもなります。2023/10/13
のんちゃん
267
九州のコンビニチェーンテンダネス門司港こがね村店のフェロモンを無駄に振り撒いてしまう店長とその男前と美女の兄妹、その店の従業員が織りなす、ちょっと素敵な物語第3弾。今回は最終話の兄二彦のお話がよかった。誰か1人でも傷ついた華さんの気持ちを汲み取ってあげていればと思う。翠さんと華さんの両親、何やってんだか。兄弟姉妹を育てる時の公平性を全くわかってない😡一人っ子だった私はまずその公平性の重要さを子育てでは一番に学んだ。でもこれがどちらかが持病持ちだと難しい事ではあるが。タロくんの想いが叶いますように。2023/10/19
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