内容説明
香屋歩は臆病者を自認する。知らない人に話しかけられるどころか、すれ違うのすら怖い。そんな彼が殺し合いを是とする架見崎に招かれたとき、どんな行動をとるか。逃げるのか。隠れるのか。泣き叫ぶのか。否。少年は立ち上がる。彼はいつだって、恐怖の前提と対峙する。PORTを脱退した王者ユーリイ。トーマの計画。混戦の果てに浮かび上がる世界の秘密とは。激動の青春劇、第4弾。
著者等紹介
河野裕[コウノユタカ]
1984(昭和59)年、徳島県生れ。2009(平成21)年、『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。’15年、『いなくなれ、群青』で大学読書人大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寂しがり屋の狼さん
65
香屋 歩は臆病者を自認する。知らない人に話しかけられるどころか、すれ違うのすら怖い。そんな彼が日常的に殺し合いが繰り返される架見崎に招かれたとき、どんな行動をとるか。逃げるのか。隠れるのか。否。少年は立ち上がる。彼はいつだって、恐怖の前提と対峙する。PORTを脱退した王者ユーリイ。トーマの計画。混戦の果てに浮かび上がる世界の秘密とは…。(◕ᴗ◕✿)臆病者の少年が英雄への道を歩み始めるシリーズ第4弾。2025/05/01
よっち
44
殺し合いを是とする架見崎を変えるため、キネマ倶楽部のリーダーに就いた香屋歩。同じタイミングでPORTを脱退した王者ユーリイが動き出したことで、事態は混迷を極めてゆく第四弾。香屋歩が打ったいくつかの布石、中小を飲み込もうと動き出したユーリィ、それに対応するトーマの思惑。頻繁に視点が切り替わるため若干読みづらさもありましたが、ギリギリの駆け引きが続く中で秋穂がキーマンとして動き、香屋とトーマの邂逅したことで大きな転機を迎えそうですけど、勢力図が大きく変わりそうな状況で架見崎の事情にも踏み込んでいくんですかね。2020/11/05
ピース
37
最初に比べると架見崎の形もかなり変わってきた。香屋の目指す方向に向かっているのか?香屋、トーマ、秋穂の関係はどうなっていくのか?まだまだ波乱がありそうだ。2023/03/13
らび
33
香屋のキネマリーダー就任と同時に発表されたユーリイ、ホミニニのPORT離脱(エデン加入)一気に動き出した架見崎は戦闘モード一色。今回もやはり香屋とトーマの頭脳戦ですが、互いに知りすぎる関係にも落とし穴が。そろそろ折り返し付近でしょうか?大分明らかになってきましたね。結局戦闘を知らないリリイが最強なのか、ほんとに香屋と組んだら良いチームになりそうなんですが、そうはいかないか・・トーマの新チームも気になりますが、運営のカエル、フクロウ、ネコ・・の上司って・・?タイトルの意味が分かってきた気がした2020/10/25
Junichi Yamaguchi
32
『私はそれを、ヒーローと呼ぼう』… シリーズ4作目。 混沌とする街。 活路は誰が見い出すのか? 震えながらでも、世界を変えてしまえ! 臆病者!2021/01/17
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