内容説明
本の中の世界を破壊する侵蝕者との戦いのため、転生したばかりの小泉八雲。彼は自らが黒く染まる不吉な夢を見ていた。そこへ自著『怪談』が侵蝕を受けているという知らせが飛び込んでくる。泉鏡花、江戸川乱歩、中島敦とともに潜書することとなるが、敵を倒しても倒しても侵蝕が止まらず、次々と別の物語の怪異に巻き込まれていく。「文豪とアルケミスト」公式ノベライズ待望の第二弾。
著者等紹介
矢野隆[ヤノタカシ]
1976(昭和51)年、福岡県生れ。2008(平成20)年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。漫画、ゲームのノベライズ作品も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HANA
7
今回は小泉八雲。タイミング良い感じで読めたので入りやすかった。ゲームはしていないけれど作品を読んでいればなんとなくは分かるし戦闘シーンも楽しく読めた。2020/04/30
みどり
6
第2弾。八雲さんの「異人としての苦悩」が良く書かれていますね~。ソシャゲーマーじゃないから、結構普通に読んじゃいます。2022/01/28
晴
5
文アルノベライズ第2弾。自らが黒く染まっていく悪夢を見た八雲が自身の作品『怪談』を浄化するべく、乱歩、中島、鏡花 とともに潜書するが敵を倒しても侵蝕は止まらず、元の世界(図書館)にも戻れないという事態に彼らは…?というまさに『怪談』にありそうなお話。こちらのほうは第1弾より文アル(原作)内のセリフが多めなのでプレイ勢はニヤリものかと。(わたしもその例にもれず)2021/02/08
つばな
2
小泉八雲をテーマにするなら、もう一歩踏み込まないとダメだったかなというのが正直な印象。八雲の日本に対する苦悩ってそんな浅いものじゃないと思う、いや、そこまで詳しくはないが、それでも……。2020/09/05
風鈴
2
これがホントの「怪談」…なんだろうな。秋生かわいいよ。秋生。鏡花もわりとぽんこつなんだな…と、キュンとしてしまった。2020/07/03