新潮文庫 新潮文庫nex<br> トリカブトの花言葉を教えて

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トリカブトの花言葉を教えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101801810
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校生の星哉は、片想いをしている。相手は祖母の経営するトランクルームの客で、年上の西条さん。最近、優しい彼女の様子がちょっとおかしい。誰かに憎しみを抱いているようだ。トランクルームに関する不思議な秘密を共有していても、西条さんのことを何も知らない―もどかしさを感じた星哉は、彼女の職場であるアートフラワー教室に潜入するが。恋と復讐が交錯する、青春ミステリ。

著者等紹介

吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970(昭和45)年、神奈川県出身。新聞社、出版社勤務などを経て、2005(平成17)年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。児童向けの作品も精力的に執筆している。脚本では『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭ラジオドラマ部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

164
前作は未読だが、何となくここからでも読める。片想いの西条さんとのこれからや、帰国する祖母の体調等々物語は続くって感じでしょう。家族の関係は一番身近で一番厄介だったりするよね。2020/03/18

みかん🍊

92
忘霊トランクルーム の続編、今回は憧れの年上女性西条に纏わる話、彼女の事を探るため働くアートフラワーの教室に潜入し先生や他のアシスタント等誰に恨みを抱いているのか調べる為に動く、親子の確執は当人にとっていつまでも忘れる事が出来ない深い影をおとす、吉野作品好きだがなんだろう西條さんがあまり好きになれず今一つ共感できなかった、トリカブトの花言葉ってそう言う意味もあったんだ。2020/06/26

ヒデミン@もも

36
読み友さんの本。吉野万理子さん初読み。面白かった。トリカブトと聞いててっきりもっとおどろおどろしたものかと思ったら、違ってた良かった。主人公の男の子のキャラもいい。2023/05/26

coco夏ko10角

27
『亡霊トランクルーム』続編。が出てることをこの前初めて知って手にした。最近こうやってシリーズの1と2でタイトルと表紙の雰囲気を変えて出ること増えたけど(特にここのレーベルで多いような…)どうなんだろう。トランクルームに現れた亡霊とのことを書いた前作の方が好きだな。今回は西条さんががっつり過ぎて。「湘南の夏が終わる」がその後を。2020/12/29

信兵衛

26
「忘霊トランクルーム」の続編。割とあっさりした内容ですが、登場人物たちの心情を細やかに描いているところ、 吉野万理子さんのこうした雰囲気が好きです。2020/03/07

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