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レアリア〈3〉運命の石 後篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101801148
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

旅路を経て、皇子アリルが下した決断。たった一つの想いを貫き通すため、彼は歩みを止めなかった。恐怖帝ヴァルデミアスも、白の妃も、死神ギィも、彼を止めることはできなかった。すべては、この日、この時のために。明かされるロジェの秘密と、十三年前の真実。そして遂に、皇帝選の披露目の日が到来する―。オレンディアと十三翼将のグランゼリア戦を描く中篇「碧落」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

35
間に合ったのか、すっぽかしたのか、戻ってきたのか。伏線を結構回収していて、続くのか続かないのかもやもやする。いろいろあれだけど、アリル頑張れ!後半の中編は、面白いけど急ぎ足で、創作ノートの断片を読んでいるかのよう。ここだけで3巻ぐらい読みたい。2018/03/03

プリムローズ

17
前編でミレディアがアリルのために必死になっていたので、アキではなくアリルを選んだのだろうと思っていたら、まさかの約束すっぽかしでアキの元へ・・。駄目だ、やっぱりミレディアが二股かける最低な女にしか見えない。せめて、アキに執着する理由が納得出来れば違うのだろうけれど、顔以外魅力なさそうなので、なぜこれを?と思ってしまう。アリルが健気なだけに余計に切なすぎる。そして、気になるところで終わり。まだまだ頁数あると思っていたら、本編より番外編が長いなんて。年単位で待たせた挙句のこの仕打ちはひどすぎる。2018/04/07

さとみん

13
太陽の王と月の妃と冬の王の物語、そして恐怖帝の時代。それがミア達にどう繋がるのか、もはや無駄な予想はやめて流れに身を任せることにした。おかげで変則的な物語のリズムにのれて楽しくなってきた。とはいえしんどい話でもあるので、グランゼリア戦は私までボロボロになりながら読む羽目に。本編でのコーザの方々の抜け加減が心のオアシス。2018/01/02

鳩羽

12
アリルの魂を迎えに彷徨うミア。懐かしい死者や過去の記憶のなかから、アリルは約束通り帰ってきて、皇帝の身代わり人形はまた一つ喪われる。披露目に出たアリルを置いて、アキを置いかけるミア。停戦への希望をひたむきに握りしめて、残された時間を過ごしていく。…いろいろな事実が明らかになり、魔女と冬の王の神話も整理されてきて、なにがなんだか分からなかった物語が幾分すっきりしてきた。それでも登場人物たちの心情は説明されず、描写から読み取れる感情に心を揺さぶられる。アリル可愛いけど、やはり主役のアダルト軍団には勝てなさそう2018/02/13

うさぎや

11
3巻後篇。あの時石が鳴ったのは最後の希望なのか、あるいはさらなる絶望なのか。アキは相変わらず奈落の底で微笑んでいて、ミレディアはいずれそこに自分が向かうことを知っているけれど、しかしどこかその心持が変わっているような気もする。そうであればいい。しかしここで4年前のグランゼリア戦について描かれたのは、ミレディアの行く末を予言するものなのか、それとも。2018/01/02

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