新潮文庫
小暮写眞館〈2〉世界の縁側

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101800851
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

再び持ち込まれた奇妙な写真。同級生の寺内千春とともに、花菱英一は事情を探るが……。写真を巡る、優しさに満ちたミステリー。写真の謎、君に解ける? 高校の先輩に呼び出された花菱英一は、当事者に話を聞くことなく、三年前に撮影された写真の謎を解明するよう言い渡される。困惑する英一だったが、親友の店子力や同級生の寺内千春の助力を得て、当時の出来事を調べ始める。唐突に破棄された婚約。父親の病死。涙を流す家族。一枚の写真に隠された物語とは? 現代を生きる人の温もりと優しさを描き出す、宮部ミステリーの真骨頂。

宮部 みゆき[ミヤベ ミユキ]

内容説明

高校の先輩に呼び出された花菱英一は、当事者に話を聞くことなく、三年前に撮影された写真の謎を解明するよう言い渡される。困惑する英一だったが、親友の店子力や同級生の寺内千春の助力を得て、当時の出来事を調べ始める。唐突に破棄された婚約。父親の病死。涙を流す家族。一枚の写真に隠された物語とは?現代を生きる人の温もりと優しさを描き出す、宮部ミステリーの真骨頂。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

85
2巻(2章?)も不思議な写真の原因はアレということでした。宮部みゆきらしく人間愛にあふれていて、中高生辺りが読んだら楽しいんだろうな。あとピカ君みたいな賢い小学生も楽しめそう(笑)。私のような擦れたおっさんはそこまでは入り込めず。とりあえず続きを読むかな。2017/10/17

扉のこちら側

71
2017年163冊め。この巻はおもしろかった。主人公の知らぬところで写真館の噂が広まって、また心霊写真的なものが持ち込まれ話は進んでいく。一番唸らせられたのが、この『世界の縁側』の件。誰もが自分の人生の主人公ではあるけれど、世界にとっては…という残酷な真実。けれどもそれに絶望したり臆したりしてはいけないのである。コゲパンちゃんのキャラクター設定も秀逸で続きが気になる。 2017/02/17

つるちゃん0719

60
2巻目を読了、三年前に撮影された写真の謎を解明する為、英一が、同級生のこげぱんと協力し調査をする第二巻。ストーリーの展開とキャラクターの心情描写が抜群に良いと思います。、登場人物たちの優しさがより心に沁み込んでくる所が気に入ってます。!(^^)!2017/01/09

Kurara

50
★4.5 花菱一家がいい!今回も心霊写真チックなお話からのこげぱんちゃんとの恋ばな?! 宮部さんってどうしてこうも高校生の気持ちがわかるのか!すごい「LINE文庫」【20.12】2020/01/30

かいちゃん

40
コゲパンちゃん、かわいいー。Ⅰ巻ではイマイチに感じていたが、ようやくおもしろくなってきた^^2019/06/21

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