内容説明
ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。彼は強制収容所という過酷な状況に置かれ、絶望にあえぐ人間の様子を克明に記録しながら、それでも人生には意味があり、希望があることを訴え続けた。「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに絶望することはない」。時として容赦なく突きつけられる“運命”との向き合い方を探る。姜尚中氏の特別寄稿/新規写真/読書案内などを新たに収載!
目次
はじめに 「生きる意味」を求めて
第1章 絶望の中で見つけた希望(『夜と霧』とは;亡命のチャンスを捨てて収容所へ ほか)
第2章 どんな人生にも意味がある(「何か」があなたを待っている;収容所体験の意味 ほか)
第3章 運命と向き合って生きる(自分の仕事をまっとうする―創造価値;愛は生きる力を与える―体験価値 ほか)
第4章 苦悩の先にこそ光がある(苦悩は人間の「能力」の一つである;「苦悩を感じない」という苦悩 ほか)
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年福岡県生まれ。明治大学文学部教授。筑波大学人間学類、同大学院博士課程修了。千葉大学教育学部助教授を経て、現職。教育学博士。臨床心理士。カウンセラー。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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