出版社内容情報
心の病はどのように治るのか。河合隼雄と中井久夫、二つの巨星を追いかけ、治療のあり方に迫る。現代人必読の傑作ドキュメンタリー。『絶対音感』『星新一』の著者が選んだ次なるテーマは、〈心の病〉だった――。河合隼雄の箱庭療法を試み、中井久夫から絵画療法を受け、自らもカウンセリングを学んだ。心の治療のあり方に迫り、セラピストとクライエントの関係性を読み解く。そして五年間の取材ののち、〈私〉の心もまた、病を抱えていることに気づき……。現代を生きるすべての人に響く、傑作ドキュメンタリー!
最相 葉月[サイシヨウ ハヅキ]
内容説明
『絶対音感』『星新一』の著者が選んだ次なるテーマは、“心の病”だった―。河合隼雄の箱庭療法を試み中井久夫から絵画療法を受け、自らもカウンセリングを学んだ。心の治療のあり方に迫り、セラピストとクライエントの関係性を読み解く。そして五年間の取材ののち、“私”の心もまた、病を抱えていることに気づき…。現代を生きるすべての人に響く、傑作ドキュメンタリー!
目次
逐語録
第1章 少年と箱庭
第2章 カウンセラーをつくる
第3章 日本人をカウンセリングせよ
第4章 「私」の箱庭
第5章 ボーン・セラピスト
第6章 砂と画用紙
第7章 黒船の到来
第8章 悩めない病
第9章 回復のかなしみ
文庫版特別書き下ろし 回復の先に道をつくる
著者等紹介
最相葉月[サイショウハズキ]
1963(昭和38)年、東京生れの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『星新一』(大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、星雲賞(ノンフィクション部門))など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
青蓮
扉のこちら側
kaoru
佐島楓