新潮文庫<br> 冬こそ獣は走る

新潮文庫
冬こそ獣は走る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101464039
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「自殺するみたいな走り方が、面白い?」と女は言った。深夜の高速を〈ルノー5ターボ2〉で疾駆する、28歳の設計技師、村田真司。かつて冬山で瀕死の友を背負い、肩の上で彼が死んでいった時、真司の中で何かが変わった。その真司が、あるマンション建設を任されることになった。しかし、その背後には建設会社同士の醜い争いがほのみえる―。男の野性を解き放つハードボイルド長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーくん

5
再読→→→ルノー5ターボ2で疾走する、28歳の設計技師、村田真司。冬山での友の死から、彼の中で何かが変わった。彼がマンション建設を任せられることになり、建設会社同士の醜い争いに巻き込まれて行く。そして、彼の野生が解き放される…。長編ハードボイルド。 2018/01/19

石光 真

0
1986年、地上げバブル直前に書かれたハードボイルド。喧嘩、車、酒、女、登山。かっこいい。2022/09/22

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

0
山でのパートナーであり、親友でもある彼を担いで山を降りてきた。途中で返事が無くなり、死んだ事が判っても担いで降りてきた。その時から自分が変わったと思う、村田真司。死をそこまで近くに感じた彼は、死が遠い存在ではなくなった。建設会社で働く1級建築士、何故か社長がそんな彼を、或る建物の建築士として、絶対完成させる様に、命令する。色んな裏の事情がある土地のようだ。凄い妨害がはじまり、彼も死ぬ覚悟をした。しかし、彼は会社や社長の為でなく、自分一人の事として、自分の為に、全力で走っていく。 【4.9】2021/06/30

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