内容説明
本書は、おもに孤独について書かれた『愛さなくてはいけない ふたつのこと』と、おもに共感について書かれた『40歳のためのこれから術』の二冊から、読むだけで孤独と共感のバランスのとり方の練習となるようなエッセイをよりぬき、再編集したものです。松浦弥太郎さんが大切にしている、自分を役立てるために必要なことがぎっしりとつまっています。人と深くつながること、孤独を恐れない勇気、人生の楽しみを分かち合うために優先すべきこと――。静かな内省の時間があるから、あたたかな人とのつながりがもてる。孤独を愛しつつも、人と協調し、共感を得て仕事をすることが得意な松浦さんのこれまでの学びを共有できます。第一章 孤独と共感どちらも大切、第二章 孤独と共感のバランスがあなたを大人にする、第三章 自分をひらくレッスン、第四章 ひとりでいること みんなとすることの四章立てです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
14
松浦弥太郎さんってどんな人なのだろう。以前、ラジオ番組で話されているのを聞いて奥の深い方という印象を持ったが、本を読んでますますその思いが強くなった。人間のとても弱い面を肯定(受け容れる)しながらも、よりよく生きる視点をサラリと示してくれる。松浦ワールドにはまりそうな予感。2016/05/11
めい
13
メディアを通してお名前はよくお見かけする松浦弥太郎さん。読書はお初になります。頁数が多そう、だけど文字が大きいので、頁数は気になりませんでした。しっくりくる言葉と、どうなのかなと思う言葉、両方がありました。時間ぴったりに夕食を用意する奥様、えらいです。弥太郎さんがすごいのじゃなく、奥様がすごいです。。2021/09/04
ふくろう
13
これまで、この筆者の作品はいくつか読んだ事があるのですが、「孤独でも平気。自分の力を信じて頑張ります」という考えの方かと思っていたので、この本をよんでイメージが大きく変わりました。どの章も今の私には大きく響いて来たので、今のタイミングで出会えて良かったと感じています。迷った時に何度も繰り返し読みたいと思います。2021/08/02
aoneko
10
「夢は自分が思っている以上に叶うもの」だと、軽やかにしなやかに信じる力だっていうのはいいなぁ。「夢」をどう捉えるかは人それぞれだけど、そんな大層なものじゃなくても、かたちは変わっても、日々のささやかな前進がどこかに繋がることはあるだろう。うーん、だろう?というか、どこかには繋がるはず。2016/02/19
ココアにんにく
9
まいにち少しずつ読みました。弱者と敗者の話が好きです。試合すら放棄する弱者より、勝負をしチャレンジした敗者はとても素敵。私は弱者になることが多いと反省。弱者なのに文句まで言うことも…。他にも与えること、食事のマナーなど大人として至らないことをいろいろ見つけることができます。 先日時間栄養学の本を読んでいると松浦さんの19時夕食をふと思い出しました。19時なんてありえない!と思っていましたが、人類の歴史からすると17時ぐらいまでがベスト。現代社会との妥協点が19時ぐらいなのかなぁと思えるように。2018/07/12