出版社内容情報
悪夢を食べる獏の場久がいなくなった。さらに、医師の火幻まで姿を消してしまう。二人は、悪夢の中にいるのだという。なんとか助け出そうと若だんなが夢に飛び込むと……そこは「五年後の江戸」につながっていた! おまけに長崎屋は信じられない事態に。若だんなは、お店の危機を救えるか?そして若だんなを助けてくれた謎の女性の正体は? 時をかけるシリーズ第22弾は、待望の長編作品。
【目次】
内容説明
悪夢を食べる獏の場久がいなくなった。さらに、医師の火幻まで姿を消してしまう。二人は、悪夢の中にいるのだという。なんとか助け出そうと若だんなが夢に飛び込むと…そこは「五年後の江戸」につながっていた!おまけに長崎屋は信じられない事態に。若だんなは、お店の危機を救えるか!?そして若だんなを助けてくれた謎の女性の正体は?時をかけるシリーズ第22弾は、待望の長編作品。
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。また2016(平成28)年、「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
51
「いつまで」とはなんとなく愚痴っぽい…この度は西から下って来た妖怪が長崎屋に厄災をもたらす。寝込んでばかりで情け無い想いの強い若だんなは役に立てば…と薬を量りわける薬升を考案するが、西の妖し“以津真天”の妬み嫉みに巻き込まれて五年後の江戸に飛ばされる。そこには自分がいなくなったことと、自分が良かれと思って考案した薬升が原因で窮地に陥った長崎屋が在った。虚弱な若だんなにしては案外積極的に動くなと思いきや、思い出したかの様に寝込んでしまうのはいつもながら、それでも懲りずにふらふらと解決に向けて動き出す。2025/10/07
けやき
38
しゃばけシリーズ、久々の長編。今回は、5年後の江戸に飛ばされ、勝手が違うなか、頑張る若だんなでしたw2025/06/28
猫ぴょん
33
今回は長編しかもタイムトラベル〜?! なかなか面白い展開でイッキ読み〜。 今回も妖たちが頑張りました💮 最近、屏風のぞきと金次が活躍してますな😊 火幻も頑張ったね✨️✨️✨️ 諸悪の根源をどうするのか? 優しい若だんなと、しゃばけシリーズらしいほんわかなラストが良き✨️✨️✨️ 最近ちと兄やたちの出番が少ないな〜。 妖たちが皆頑張ってるから良いか笑。2025/09/04
楽駿@新潮部
24
【新潮の100冊/2025】このシリーズ、大概は連作短編5編で、1冊の本になっているのだが、今回は珍しく長編1本で1冊だった。それだけに、かなり読みごたえがある。夢の中に取り込まれ、やっと戻れたと思ったら、そこは5年後の江戸。人の人生の中では、5年と言えば、様々な事情が変わっていたりする。5年前に戻れるのか、どうかもわからない。5年後の江戸で生きていくか、危険を承知で、元に戻ろうとするのか。身体は虚弱だが、意志の力は強い若だんなの奮闘と、妖の寂しさが交錯する。100冊の最後にこの作品で良かった。アニメ化。2025/09/12
たつや
22
うーん、薬升がイメージできない 薬の調合の軽量に使うのだろうけど 薬草を薬研で作った粉末でしょ 薬研での粉末で違いが出るだろうし これで効率が上がるとは思えないけどなぁ それと、のぞき屏風が火や水を恐れないってのはおかしくない? 「いつまで」からの気に入ったフレーズはなし。 ブログ:https://sunnext.exblog.jp/33683290/2025/08/09
-
- 洋書
- CHEVAUX