内容説明
一流のビジネスマンたるためには、すぐれたエコノミストでなければならない。今の不景気は構造不況なのか、それとも単なる景気の短期後退なのか、そしてとるべき戦略は……。先が読めずにどうしてビジネスが成しえよう。日本経済のカンどころ、エコノミスト稼業の魅力を、楽屋ばなしも交えてウィット豊かに語る、時代を見通す眼をつくるための絶好のエコノミスト入門書。
目次
経済論のすすめ
日本経済の転換能力
ケインズは死なず
過剰貯蓄論争
構造不況論議の構造的欠陥
賃上げの経済効果
国際収支“構造的不均衡説”の誤謬
エコノミストの効用
エコノミストの役割
書中の師
実践派エコノミスト=ケインズ
動態経済学の創始者=ハロッド
現実直視のエコノミスト=高橋亀吉
信念のエコノミスト=下村治
私のエコノミスト入門