出版社内容情報
みんな、嘘をつきますから。心の内はわからない――。庵原かのんは、横浜家庭裁判所川崎中央支部の家裁調査官。離婚や相続など家庭内のさまざまな「家事事件」を担当している。彼女のもとに持ち込まれるのは、記憶喪失の男の身元確認、行方不明者の居場所探し、奇妙な離婚調停など一筋縄ではいかない案件ばかり。隠された秘密の先に待つのは、ほろ苦い真実か、微かな希望か? 人気シリーズ第二弾。
【目次】
内容説明
みんな、嘘をつきますから。心の内はわからない―。庵原かのんは、横浜家庭裁判所川崎中央支部の家裁調査官。離婚や相続など家庭内のさまざまな「家事事件」を担当している。彼女のもとに持ち込まれるのは、記憶喪失の男の身元確認、行方不明者の居場所探し、奇妙な離婚調停など一筋縄ではいかない案件ばかり。隠された秘密の先に待つのは、ほろ苦い真実か、微かな希望か!?人気シリーズ第二弾。
著者等紹介
乃南アサ[ノナミアサ]
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞を、2011年『地のはてから』で中央公論文芸賞を、’16年『水曜日の凱歌』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
71
シリーズ第二作。北九州から川崎に異動となったかのんは晴れて栗林と結婚。私生活の変化と共に、扱う事件も少年事件から家事事件となり、それぞれの事件の解決策も更生という一つの方向へ向かうものから先の見えない多種多様なものへと変化する。それだけに各編を読み終えた際の思いも様々で、より楽しめた一冊。一番のお気に入りはどうしようもない環境下で内縁の夫との関係解消を望む場末の居酒屋のママの子供達への思いが溢れていた『はなむけ』です。2026/03/27
きょん
47
あらゆる境遇の様々な人生を背負った人達に対応する家裁調査官シリーズ第二弾。スケッチブックの女の子が描いた絵の話に胸が締めつけられる。子供の心を映す絵に込められた想いが切ない。みんな嘘をつきますから、自分の都合のいいように。ドロドロした夫婦や親子間の問題に情や人間模様が垣間見られ心が揺さぶられた。2026/03/13
カブ
40
家裁調査官・庵原かのんシリーズ2作目。大好きなシリーズです。かのんは北九州から川崎に転勤となり、ゴリラ飼育員栗林くんとめでたく結婚、おめでとう。北九州では少年事件を担当していたが、川崎では離婚や相続などの家事事件担当になった。様々な家庭の秘密を調べることになるかのんの誠実さに惹かれる。「こじらせてしまった人」がとても気になる。2026/03/01
エドワード
36
家裁調査官・庵原かのんの第二弾。川崎へ異動し、家事事件担当となる。第二話は離婚した元夫が、娘と面会交流を求める案件。しかし娘は父との面会交流を拒否する。第三話はこじれた遺産相続。半分が離婚がらみ、これが現実だ。第四話、老夫婦の妻が離婚を希望する理由が<孤独と絶望>―夫が妻に興味を示さない。心が凍る、印象的な話だ。未解決の第二話、第三話が蒸し返す。長編小説なのだ。最終話は内縁の夫との関係解消を望む女性。ここでもかのんは徹底的に彼女の話を聴く。慣れないホッピーを飲みながら。それが信頼を呼ぶから人は不思議だ。2026/02/16
☆Ruy
15
川崎が舞台で馴染みのある地名がたくさん出てきた。7つのケースの短編。最後の「はなむけ」と言う作品は泣いてしまった。主人公の庵原かのんは安心して読める人間性の人。乃南アサ先生作品良き。 ドラマは何作か観ておいて原作が気になっていたので、ドラマの原作とは違う作品だけど、文体とかがわかって良かった。かのんシリーズ1作目も読まないと。 犯罪捜査、警察ものではないから大きなクライマックスはなく粛々と物語が進むけれど、感情、心情的変化を読み進むのがいい。 3作目、期待している。2026/05/31
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