内容説明
3回コールの後に切れる不気味な電話。この電話は…。艶やかで奔放、計算高く身勝手。魔性を秘めた女、貴世美。関係を持った妻帯者の上司を狂わせ、友達だった景子は退職を余儀なくされた。5年という歳月が過ぎて、景子はインテリアデザイナーとして、新しい一歩を踏み出したその矢先だった、景子の部屋の電話が3回鳴った―。女という性の持つ深い闇を暴く長編心理サスペンス。
著者等紹介
乃南アサ[ノナミアサ]
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。巧みな心理描写が高く評価されている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
156
『貴世美は普通の女ではない。魔性の女なのだ。景子ごときにかなうはずがない』。そんな風に自問する主人公の景子。そんな景子が貴世美の呪縛から逃れられなくなっていく姿を描くこの作品には『魔性の女』を鮮やかに描く物語の姿がありました。まさしく30年前の時代が落とし込まれたこの作品。今の時代なら、もう少し『魔性』が過激に描かれたかな?と若干物足りなさを感じるこの作品。まさしく『魔性』の本領発揮、まさしく「5年目の魔女」の如き女の執念が故の女同士の戦いが、巧みな心理戦として落とし込まれていく、とっても怖い作品でした。2026/04/12
Satomi
78
平気で嘘をつく。いつの間にかその嘘が真実かのようにねじ曲げられる…。あの女が幸せになれるはずが無い…。 関わらなければいいのに、何故か気になる「魔性の女」。普通の人だと思っていた彼女もまた「魔性の女」かも知れない…。女の怖さがジワジワ迫り来る!!!!程度の差こそあれこの手の魔女はどこにでもいる。関わっちゃダメなんですよね…気が付いた時はもう魔女のペースから逃れられない状態になってしまっているのですから…でも「魔性の女」って一度は言われてみたい…笑。2016/05/03
yomineko💖avec ヴィタリにゃん💗
57
真性の悪女・貴世美に翻弄される恵子、新田、新田の妻美恵子。スラスラ読めましたが最後にビックリがありました!2020/12/15
アーモンド
48
ありがたいことに、自分は勿論、周りにも「魔性の女」は見当たらない気がするが(笑)関わってしまった主人公景子。でも、それだけで終わらないのが乃南アサさん。決別したにもかかわらず、何故自ら、そこまでその女性を気に病んで、追うようなことをするのか不思議だったけれど、そういう事だったのね…。心理サスペンスというのでしょうか?怖いです。2016/02/06
いしかわ
48
女性作家の描く「女」は生々しくって面白い。読み終えたあとで、タイトル 「五年目の魔女」に納得。背中に冷たい汗がつたうような、じわりとする怖さ、不気味さ。二十年以上前の作品なのに、古さはあまり感じなく読みやすい。サスペンスドラマを観ているような感覚で、今の季節にピッタリ。貴方は見破れる?2014/07/06
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