新潮文庫<br> 不在の惑星

新潮文庫
不在の惑星

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101423012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きなー

0
地球人とトアコル人のルーツは同一なのか、惑星を跨ぐ文明の存在を確かめるべく地球から送られた調査隊の話です。物語の序盤はトアコル星の異質な魅力にワクワクさせられ、後半はその星が持つ謎が解き明かされていく様に頁を進める手が止まりませんでした。魅力的な設定と展開だったので、終わりかたがちょっとスッキリしない終わりかただったのが少しもったいないと思いました。2012/08/13

0
Y-202005/11/17

katka

0
再々読です。『不在の惑星』とは何が不在なのか?……文字の不在、歴史の不在、科学の不在……人の行動や言葉も『自分が何をしようとしているのかわからない』動機の不在が執拗に語られ、そこに何かの「意思」がひしひしと寄る。――40年後の今、作家の野心の所在はわかりますが、脈絡のない、責任不在で行きあたりばったりな事件の続く、ホラーとしては危機感の不在に尽きます。同年の神林長平『太陽の汗』とは処々シチュエーションが酷似し、並べると競作のようです。2023/08/31

O

0
人間に酷似した生物が住む惑星を訪ね、調査していくお話。序盤はSFらしく進むが、終盤には次々と不思議なことが立て続けに起こってゆく。最終盤には示唆めいたものもなくなり、当初の謎も解決しないまま結末を迎える。作品としては中途半端だが、続編があるようで事実上上下巻の上巻にあたるのだろうか。機会があれば続きも読みたい。2019/10/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/47917
  • ご注意事項

最近チェックした商品