出版社内容情報
生涯57回の合戦でかすり傷ひとつ負わず、「家康に過ぎたるもの」と敵将からも称えられた、徳川四天王のひとり本多忠勝。いったん家康に背きながらも、帰参後は家康が「友」と呼び、秀忠の老中も務めた本多正信。家康最大の危機の三河一向一揆から、三方ヶ原の合戦、関ヶ原合戦まで、戦国時代を彩る合戦を舞台に、武と智で家康の天下取りに貢献した「ふたりの本多」を描く、書下ろし長編歴史小説。
内容説明
生涯57回の合戦でかすり傷ひとつ負わず、「家康に過ぎたるもの」と敵将からも称えられた、徳川四天王のひとり本多忠勝。いったん家康に背きながらも、帰参後は家康が「友」と呼び、秀忠の老中も務めた本多正信。家康最大の危機の三河一向一揆から、三方ヶ原の合戦、関ヶ原合戦まで、戦国時代を彩る合戦を舞台に、武と智で家康の天下取りに貢献した「ふたりの本多」を描く、書下ろし長編歴史小説。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961(昭和36)年、岐阜県岐阜市生れ。会社員を続けながら作家活動を行っていたが、2007(平成19)年から作家に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オールド・ボリシェビク
3
文庫書下ろし。今年のNHK大河「どうする家康」に当て込んで出したとみるのはうがちすぎか。生涯57回の合戦でかすり傷一つ負わなかった徳川四天王のひとり、本多忠勝と、三河一向一揆で家康に歯向かい、全国を流浪。帰参したのちは知恵袋として数限りない謀略を凝らして徳川の世を安定させた本多正信という同姓のふたりを、並行して描いていく。正信は忠勝にコンプレックスを抱いているのようにも描かれているが、もっと飄々とした、ずるがしこい爺だったのではないかと思うがなあ。2023/07/14
ネクサス
1
本多忠勝との葛藤が描かれた作品。歴史好きにはとても面白い作品になっています。 2024/01/06