新潮文庫<br> 孤独

新潮文庫
孤独

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  • サイズ 文庫判/ページ数 556,/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101389318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

床には夫の生首が転がり、その胴体にかぶさるようにして妻が息絶えていた。晩秋の戸隠高原、奇妙な形の別荘で、若手人気女優夫妻が怪死。県警捜査陣は、死んだ夫婦の過去を追ううちに、夫がわずか三歳のときに父を刺し殺していた可能性に行き着く!一方、妻のほうも華やかな女優生活の裏で、特異な心の歪みに悩まされていた。孤独なふたりは、いかにして凄惨な最期を迎えたか。

著者等紹介

吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952(昭和27)年、東京生れ。ニッポン放送プロデューサーを経て、扶桑社書籍編集長に。在職中の’86年、『Kの悲劇』でデビュー。’90(平成2)年より、専業作家となる。旅情豊かなミステリーから、心の奥底にある恐怖を浮かび上がらせるホラーまで、幅広い作風のエンターテインメント小説を書き続けている。『初恋』『ケータイ』『金閣寺の惨劇』『地獄谷温泉殺人事件』など、100冊を越える著書がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

19
長野県にある別荘で人気女優とその夫が死亡、夫の方は首が…。事件自体はミステリーだけど、鏡のことはホラーな感じ。終盤で色々説明はしてるけど、いっそホラーに振り切っちゃった方がよかったかも。2021/08/17

キムチ

13
晩秋の戸隠高原のおぞましい殺人現場。夫は幼い頃に、異常な体験の過去があった。妻は華やかな仮面の裏に心理的な傷を持っていた。と、展開があまりにも強烈ですいすい読んで行くのだが、捜査で明らかになって行くオカルトチックなものについていけなく、結構うんざりの後半。筆者なりの人間分析はなかなか面白く、その点では楽しめた。

そのぼん

10
普通のサスペンスかと思いきや…といった感じの作品でした。 事件を追っていく刑事達の目線の章と、殺人事件の被害者達の事件が起きるまでを辿っていく章が交互に展開されていて、最後まで飽きずに読めました。2012/04/02

みるく抹茶

2
ホラーなのか、ミステリーなのか。どちらも中途半端(>_<) 心のゆがみから殺人を犯したのか??と思わせといて「殺人遺伝子が暴走したから」???「殺人遺伝子は鏡で目覚める」って!! 好きなんだけどなあ、吉村さん。なんかだんだんついていけなくなる。 2011/11/10

Tomoko K.

1
著者の「殺人は異常精神が引き起こすものではない」という意見は概ね賛成で、この話も心理系の論理展開部分は読んでて面白いんだけど、、、ちょっとモヤモヤしてます。終わりが解決っぽくないからか。ホラー要素も多いにあるのでお風呂に入るのがちょっと怖い・笑2013/01/17

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