内容説明
1日で2万句を速吟した負けず嫌いの井原西鶴、東京文壇に殴り込みを仕掛けた織田作之助、謎の俳人・与謝蕪村…。ほかにも、近松門左衛門、上田秋成、谷崎潤一郎、宇野浩二、川端康成、梶井基次郎、武田麟太郎など、大阪が生んだ大作家、大阪を舞台にした小説がてんこ盛り!独特の土壌が育む“大阪文学”の魅力を語り口柔らかく綴る文学入門。好評の「大阪学」シリーズ第4弾。
目次
小説に描かれた大阪人
大阪文学に流れ続けているもの
文学碑のある街
いやな言葉
芦屋と谷崎潤一郎
谷崎潤一郎『細雪』を歩く
舞と谷崎文学
梶井基次郎・生と死の文学
梶井基次郎と女性
梶井基次郎の家〔ほか〕
著者等紹介
大谷晃一[オオタニコウイチ]
1923(大正12)年、大阪市生れ。関西学院大学法文学部卒業。朝日新聞大阪本社編集委員、帝塚山学院大学教授・名誉教授、同大学学長を歴任。’71(昭和46)年、『関西名作の風土』(正・続)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。’89(平成元)年、大阪芸術賞受賞
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