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新潮文庫
金平糖の味

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101379111
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

家のおやじは金平糖のおやじ、甘いなかから角が出る―。亡くしてから知った親孝行の意味。本物以上に多くのことを教えてくれた贋物の骨董。初めて拝むということを体験した十三歳の伊勢詣で。「自分の色」を見つけることの難しさ。数々の失敗の末に実らせた“韋駄天お正”の人生観とは。忘れ得ぬ人々や旅の思い出、惚れこんだものを深い洞察で捉えたユーモアあふれる名エッセイ。

目次

幸福について(幸福について;夫婦の生活 ほか)
暮しの中の美(暮しの中の美;心安まる骨董 ほか)
ある風景(晩年の祖父;無題(親孝行とは) ほか)
旅の味わい(何事のおはしますをば知らねども;FOUR ROOM ほか)

著者等紹介

白洲正子[シラスマサコ]
1910‐1998。東京・永田町生れ。薩摩隼人の海軍、樺山資紀伯爵の孫娘。幼時より梅若宗家で能を習う。14歳で米国留学、1928(昭和3)年帰国。翌年、実業家の白洲次郎と結婚。’43年『お能』を処女出版。戦後、小林秀雄、青山二郎らを知り、大いに鍛えられて審美眼と文章をさらに修業。’64年『能面』で、また’72年には『かくれ里』で、ともに読売文学賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

39
白洲正子の没後、未発表原稿を元に出版された「ほとけさま」「舞終えて」「ひたごころ」の3冊を編集したエッセイ集。正子35歳の駆け出しの頃から73歳の老境に至るまで38年間の文章を収録。幸福論、骨董品蒐集、祖父と父、師弟関係、能、海外旅行、吉田茂など有名人との交遊などを、飾り気ない率直な文章で綴る。タイトルの「金平糖の味」とは父親を喩えたもので「甘いなかから角が出る」という意。こういう父親になりたいものだ。同じ服を何着も持つジョブズのような英国紳士の話や、近衛文麿の自殺を悼んで能を鑑賞する話も印象深かった。2015/02/11

Tomoichi

13
白洲正子のショートエッセイを再編集した作品。戦後すぐの作品なども含まれるが時代がわかる内容を無視すれば文章に一貫性があることがわかり面白い。能についての話は毎回ながら素養がないので理解できず。少女時代の彼女は本当に利発そうな顔しているし、毎回思うが交友関係がすごいの一言です。2019/02/08

ジョニーウォーカー

8
先日、鶴川にある旧・白洲邸「武相荘」に行く機会があった。藁葺き屋根の古きよき日本家屋。和洋折衷の家具や調度品の数々。まるで明治の文豪の世界のような掘りごたつ式の書斎…。どこをとってもいちいち素敵だった。それらの多くが、白洲次郎の妻・正子による趣味が大きく反映されたものだという。「この婆さんタダ者じゃない…」と帰りの土産屋で思わず手にした本書だが、彼女の芸術に対する深い造詣と情熱を知り、納得。いいモノや道具を心から愛していたんだろうな。近いうち、もう一度あの品々を見直しに行きたい。2011/09/02

プクプク

6
体調をくずして入院しています。やっと本を読む気持ちになったと友人にラインしたらこの本を持ってきてくれました。 1950年くらいから1970年代くらいのエッセイが詰まっています。時代背景が古いのですが、興味深く読みました。家族のことや骨董のこと、いろんな思いなど、新しい発見もありました。読みやすかった。2020/09/16

あきこ

4
没後に未発表のものを編集した短編エッセイ集。なので書かれた時代は戦後まもなくから38年の間にわたる。こんなに若い時から白洲正子さんはずっと変わっていないのか。つまり若くしてこの境地にたどり着いていたということだ。伯爵家に生まれ、敗戦によってすべてが変わった時代を迎え、また当時の政治軍事の中枢を垣間見た彼女の選択だったのだろう。文章は鋭く、飾らない。一貫してそのようだ。目利きと言われた彼女の目の付け所がいい。物は使うため、日常に取り入れる。人物は、本書にはないが白洲次郎が物語っているのではないか。2019/07/31

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