新潮文庫<br> 「大乱の都」京都争奪―古代史謎解き紀行

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新潮文庫
「大乱の都」京都争奪―古代史謎解き紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101364834
  • NDC分類 216.2
  • Cコード C0121

内容説明

なぜ荒地で水害が多く人が住みにくい京都に、桓武天皇は都を築いたのか?平安京の誕生には、いくつもの謎が隠されている。旧体制の名門豪族と新興の藤原氏の対立、賀茂氏と秦氏の暗躍…。源平擾乱、応仁の乱、本能寺の変と常に争乱の中心であり、「日本と日本の王の形」を決めた平安京遷都には、ヤマト建国から続く因縁と恩讐の歴史があった。古代史の常識に挑む「紀行シリーズ」完結編。

目次

第1章 京都の秦氏(大人の特権を行使してみたくて;京都の穴場の寺といったら浄住寺 ほか)
第2章 隼人と賀茂氏の不思議(関東煮(おでん)は先斗町に限る?
政治性の高い石清水八幡宮 ほか)
第3章 京都は南山城から始まる?(京都のお薦め;「蹴上」はなんと読む? ほか)
第4章 京都のタニハの話(奈良に寄り道しちゃいましたよ(許してね)
和食の穴場で舌鼓 ほか)
終章 京都とは、日本とはなんぞね(京都の人びとは怒るかもしれないが;貴族が滅びて日本の美が生まれた? ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959(昭和34)年、千葉県柏市生れ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以後精力的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

16
シリーズものとは知らずに購読。ただし「藤原氏は日本書紀内で歴史を捏造した一族」という関史観を抑えていれば特に読みにくいということはなかった。これまでの著作で熱く丁寧に歴史を語った文体に慣れていたため、紀行パートの飄々としたオジサンっぷりに著者の意外な一面が垣間見えた気がしたが、このシリーズの読者にとってはそうでないのかも。機会があれば最初から読んでみたい。2020/03/02

fseigojp

9
名物シリーズも、この第七で終了 東海北陸・関東甲信越・東北はまたの機会か2020/02/06

イシカミハサミ

7
長かった謎解き紀行もここで終わり。 比較的謎解きパートが多かった。 最後は秦氏とカモ氏。 改めて地図を見ると、 京都から福井、ひいては日本海って近いなあ、と感じます。2020/03/26

しんさん

4
①大和→②出雲→③九州→④瀬戸内海→⑤熊野→⑥大阪&淡路島→⑦京都(本作)で、ついにシリーズ完走! 箸墓古墳、出雲の四隅突出型墳丘墓、しまなみ海道のサイクリング、呉の大和ミュージアム、五色塚古墳、国立民族博物館など、行きたいところがたまりすぎて、老後が楽しみというか元気なうちに今すぐ行きたい! このシリーズを片手に。2022/05/07

coldsurgeon

3
古代日本の歴史に秘められているかもしれない京都に関わる話。2020/04/19

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