新潮文庫<br> アカペラ

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新潮文庫
アカペラ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101360614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

身勝手な両親を尻目に、前向きに育った中学三年生のタマコ。だが、大好きな祖父が老人ホームに入れられそうになり、彼女は祖父との“駆け落ち”を決意する。一方、タマコを心配する若い担任教師は、二人に振り回されて―。奇妙で優しい表題作のほか、ダメな男の二十年ぶりの帰郷を描く「ソリチュード」、独身の中年姉弟の絆を見つめた「ネロリ」を収録。温かくて切ない傑作小説集。

著者等紹介

山本文緒[ヤマモトフミオ]
1962(昭和37)年、神奈川県生れ。OL生活を経て作家デビュー。’99(平成11)年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞、2001年『プラナリア』で第124回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

527
四年ぶりの再読だそうだ💦山本文緒さんといえば長編なイメージだが、これはイイ感じに読みやすい三つの中編。それぞれちょっと不思議な家族関係の中で生じる、恋愛のようなそうでないような。似たような経験があるわけでもないくせに、どれもわたしの気持ちをグイグイ揺さぶってくる。特に『ソリチュード』、山本さんのことだからおそらくこの春一を真ん中に置いて、長編をあといくつかお描きになれるんだろうなぁ。美緒や一花、そして武藤なんかも各章の主人公にして連作短編集も読みたい。先生、ぜひ。2021/08/31

ミカママ

335
内容からして嫌悪感を抱く読者もいるとおもう。でも彼女の描くものがたりは、いつだってわたしを夢中にさせる。2018/05/06

さてさて

219
『この姉弟が幸福なのかどうか、あたしはいまだに、というかますますわからなくなってきていた』というように、幾ら当事者に近い位置にいる存在であっても、存在になっても、当事者でなければ理解できない感情というものが確かに存在します。それは、この世に数多ある家族それぞれにあるものであり、同時に何を幸福と感じるのかという答えも数多存在します。表紙のたまこの真っ直ぐな目に見つめられるこの作品。温かさと切なさを感じる、それぞれの結末に、家族ってなんだろう、幸福ってなんだろう、と改めて考えることになった、そんな作品でした。2021/06/07

扉のこちら側

108
2016年377冊め。タイトルから想像したものとはだいぶ違う話だった。表題作『アカペラ』は、祖父と孫娘の美しい関係にとどめておいてほしかった。読後感が悪い。他2編ともに、一筋縄ではいかない家族の設定がじわじわと明らかになってくる、その書き方はお上手なのだけれど、私の好みのプロットではなかった。2016/06/06

ちょこまーぶる

99
三話とも身近な人間関係を題材としていて、それぞれにその関係が引き合う力や一人ひとりの感性が純粋に表現されていて、共感的な感情で読み進めることができました。なかでも、ソリチュードが好みでして、どうしてダメ男の話がいつも気にいってしまうのか・・・気づいていないながらも自分にもダメ男に共通するところがあるからだろうかって思いながら読んでしまいました。そして、全編ほっこりした気分で読みましたし、なによりカバー装丁がいい味出していると思いませんか?2013/07/01

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