出版社内容情報
「中国と戦争になっても構わない」。石原都知事のひと言が野田首相を戦慄させた。尖閣国有化を巡る緊迫のインサイド・ドキュメント。
2010年9月、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件は日中関係を制御困難な混乱に陥れた。そして12年4月、石原都知事は「尖閣購入」を宣言する。「中国と戦争になっても構わない」。知事の言葉に戦慄した民主党の野田首相はこの島々の国有化へ向けて大きく舵を切った。動き出す外務・防衛官僚、官邸での「頂上会談」……日本の安全保障問題の最前線に切り込む緊迫のドキュメント。
内容説明
2010年9月、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件は日中関係を制御困難な混乱に陥れた。そして’12年4月、石原都知事は「尖閣購入」を宣言する。「中国と戦争になっても構わない」。知事の言葉に戦慄した民主党の野田首相は、この島々の国有化へ向けて大きく舵を切った。動き出す外務・防衛官僚、官邸での「頂上会談」…日本の安全保障問題の最前線に切り込む緊迫のドキュメント。
目次
第1章 一触即発(官邸騒乱;対日ハラスメント;五条適用 ほか)
第2章 爆弾発言(石原発言の波紋;地権者との交渉;ヘリテージの理由 ほか)
第3章 秘密工作(隠密会議;賃貸借契約;毅然対応 ほか)
第4章 頂上会談(水一杯の会談;石原の対米観;領土演説 ほか)
第5章 最終決断(立ち話サミット;「首相特使」;野田・石原結託論 ほか)
第6章 政争勃発(置き土産;レーダー照射;領空侵犯 ほか)
著者等紹介
春原剛[スノハラツヨシ]
1961(昭和36)年、東京生れ。上智大学卒業後、日本経済新聞社入社。米州編集総局ワシントン支局記者、コロンビア大学ジャーナリズム大学院国際高等報道プログラム・フェロー、米戦略国際問題研究所(CSIS)、米ヘンリー・スティムソン・センター客員研究員などを経て、国際部編集委員。日本経済研究センター・グローバル研究室長も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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