出版社内容情報
彼らはみな、加害者である前に被害者であった――。貧困、育児放棄、虐待、発達障害によるいじめ、厳しすぎるしつけ。過酷な環境で過ごし、犯罪に走った少年たち。そんな彼らの固く閉ざされた心の扉が「物語の教室」を通して少しずつ開かれ、心の内に秘めた思いが詩となって溢れ出す。受刑者に寄り添い向き合ってきた作家が編んだ奇跡の詩集、待望の第二弾。
内容説明
彼らはみな、被虐待児だった。貧困、育児放棄、暴力、厳しすぎるしつけ、熾烈なイジメ。過酷な環境により、犯罪にまで追い詰められてしまった少年たち。彼らの固く閉ざされた心が、絵本の朗読で開かれ、秘められた思いが、詩となって溢れだす。自ら表現することで大きく変化していく少年たち。受刑者に寄り添い続けた作家が編んだ奇跡の詩集、待望の第二弾。
目次
時
思い込み
地図
タオル
あたたかい手
愛について考える
3時のホットケーキ
やさしい嘘
ごめんね おかあさん
怒らない父
オトン
詩が思いつかない
詩が思いつかない まさかのパート2
涙
時流
家で親などに小言をいわれたときの心のつぶやき
届くといいな
父と母から教わったこと
お金
ゴメンな〔ほか〕
著者等紹介
寮美千子[リョウミチコ]
1955(昭和30)年、東京生れ。千葉に育つ。’86年、毎日童話新人賞を受賞し、作家活動に入る。2005(平成17)年、小説『楽園の鳥』で泉鏡花文学賞受賞。’06年、奈良市に移住し、’07年より’16年まで、奈良少年刑務所「社会性涵養プログラム」講師。児童文学からノンフィクションまで幅広い著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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