出版社内容情報
ルネッサンスの覇者メディチ、陶器で有名なジノリ、名家中の名家コルシーニなど今も残る十四貴族の家庭を訪ね過去と現在の糸を紡ぐ
内容説明
トゥレヴィの泉、ダンテの『神曲』、キャンティ・クラシコ、そして家族の誇り―。ルネッサンスの時代から芸術家を支え続け、今もパラッツォを守る十四の名家、洗練のスタイル。
目次
陶器で世界に有名なジノーリ家
トゥレヴィの泉を建てたコルシーニ家
今も古城に住むブルボン家
歴史を知りつくした知恵者カッポーニ家
ダンテの『神曲』に登場するデッラ・ゲラルデスカ家
アメリカ独立運動の恩人マッツェイ家
フランス王との縁組みを取り持ったゴンディ家
ルネッサンスの覇者デ・メーディチ家
悲恋物語のアンティノーリ家
デ・メーディチ家から嫉妬をかったストゥロッツィ家〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayu
3
カトリーヌ・ド・メディシスの御輿入れでフランスの美食文化が花開いた、というところからの興味を持って読みました。イタリアについては、歴史どころか地名もあやふやな感じで、正直なところ読むのに苦労しましたが、陶器のジノーリ家がプッチーニのパトロンであったとか、エミリオ・プッチ氏がアポロ15号のエンブレムをデザインしたりと、面白いトピックが沢山ありました。また、貴族とはどういうものだと思いますか?という質問に対して、多くの当主が躾や真心を持って他の人とお付き合いすること、奉仕の大切さを挙げていて、2015/04/29