新潮文庫<br> 空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集

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新潮文庫
空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101352411
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0192

内容説明

受刑者たちが、そっと心の奥にしまっていた葛藤、悔恨、優しさ…。童話作家に導かれ、彼らの閉ざされた思いが「言葉」となって溢れ出た時、奇跡のような詩が生まれた。美しい煉瓦建築の奈良少年刑務所の中で、受刑者が魔法にかかったように変わって行く。彼らは、一度も耕されたことのない荒地だった―「刑務所の教室」で受刑者に寄り添い続ける作家が選んだ、感動の57編。

目次

くも
金色
銀色
すきな色

ぼくのすきな色
夏の防波堤
ゆめ
夢と希望と挫折
朝だ仕事だ〔ほか〕

著者等紹介

寮美千子[リョウミチコ]
1955(昭和30)年、東京生れ。千葉に育つ。中央大学中退。外務省勤務、コピーライターを経て、’85年、毎日童話新人賞を受賞し、作家活動に入る。2005(平成17)年、小説『楽園の鳥カルカッタ幻想曲』で泉鏡花文学賞受賞。’06年、奈良市に移住し、’07年より、奈良少年刑務所「社会性涵養プログラム」講師。宮沢賢治学会会員。児童文学からノンフィクションまで幅広い著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ

202
57編の詩集。閉ざされた心の扉を少しだけ開けた少年。詩を書いたこともないからこそ生まれる、宝石のような言葉。感情をあたりまえに表現でき、受けとめてくれる誰かがいることが、更正への第一歩。…印象的な詩「ゆめ」…ぼくのゆめは・・で終わる絶句した心。強い自らへの問いかけ。明るい言葉にも闇が見え隠れする。…これからは今を生きていく自分でありたい。そう言う少年は恥ずかしそうにうつむく。不完全な自分の弱さを認められたら、きっと人生はもっと楽になる。…伝えるためにある言葉が伝わらない現実を知り、壊れた心は目覚めていく。2021/10/26

❁かな❁

149
奈良少年刑務所の更生教育の「社会性涵養プログラム」から生まれた作品を中心にまとめられたもの。詩などを書いたことがなかった彼らから生まれてくる言葉の純粋さ、心の美しさに何度も涙。何らかの事情で罪を犯してしまった少年たち。心を閉ざしていた少年たちの閉ざされた心が少しずつ開いていく。詩を書いた背景、それを聞いた教室の仲間たちの温かい言葉にすごく心が揺さぶられ泣いてしまった。人に対してこんなにも優しい言葉をかけることができるなんて。本当に感動。少年の想いにまた涙が溢れた。沢山の方に読んでもらいたい作品。2019/10/03

真香

148
奈良少年刑務所の更生教育の「社会性涵養プログラム」から生まれた、受刑者達による57編の詩集。犯罪に手を染めた人が書いたとは思えない繊細でピュアな作品からは、彼らの優しさや苦悩が垣間見える。上手に書こうという作為がない分、飾らない率直な言葉が心に刺さった。彼らを色眼鏡で見る前に、非行に走らせたのは我々大人や社会の責任もあるということを考えなくてはね。母親の詩が多いけれど、やはり愛情に飢えていたのかな?私にも息子がいるので、何だかいろいろ考えさせられた。彼らが罪と向き合い、成長と共に更生することを願うばかり。2021/05/16

新地学@児童書病発動中

144
奈良少年刑務所の受刑者たちによる詩集。後半にこれらの詩が書かれるきっかけになった社会性涵養プログラムについての説明が、書かれている。涙なしには読めない。心の底から絞り出されるように書かれた詩は、純粋で美しい。母を想う詩が多かった。母親の愛情を受けることがなかった人たちの悲しみを思うと、つらい気持ちになってしまう。この本は人間は変われることを示す希望の書でもある。受刑者一人一人が仲間の前で自分の詩を読むことで、皆に受け入れられて、その人らしさを取り戻す。他人に心を閉ざしていた人が、(続きます)2018/05/09

ちゃちゃ

138
「空が青いから白をえらんだのです」本のタイトルにもなった1行詩。「くも」と題されたこの詩は奈良少年刑務所に収容された青年が書いたものだ。空にいるからと言い残して亡くなった母。哀しいとき、辛いとき、空を見上げて。ほら、母さんは真っ白な雲になって浮かんでいるから…。様々な困難を抱えながらも適切な教育や支援を受けられず、犯罪者となってしまった少年や少女たち。とりわけ彼らの母を想う詩は涙なくしては読めない。母親の愛情を素直に受けとめられてこそ、人は、自分という存在を肯定し人生を背負う責任や覚悟が生まれてくるのだ。2019/12/19

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