新潮文庫<br> 女流阿房列車

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新潮文庫
女流阿房列車

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101351209
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0195

出版社内容情報

東京メトロ全線を一日で完乗、鈍行列車に24時間、東海道五十三回乗り継ぎ……鉄道の楽しさが無限に広がる、新しい旅のご提案。

電車に揺られてうとうとが大好きなゆる女子鉄の著者が、鉄人編集者のマニアックでむちゃぶりな鉄道旅プランに身を投じ、線路の果てまでいざ出発。東京メトロ全線を一日で完乗、鈍行列車に24時間、東海道五十三回乗りつぎ、日本最長各駅停車。次第にエスカレートする旅程もなんのその、気づけばダイヤに縛られる快感の虜……鉄道の楽しさが無限に広がる、新しい旅の仕様をご提案。

内容説明

電車に揺られてうとうとが大好きなゆる女子鉄の著者が、鉄人編集者のマニアックでむちゃぶりな鉄道旅プランに身を投じ、線路の果てまでいざ出発。東京メトロ全線を一日で完乗、鈍行列車に24時間、東海道五十三回乗りつぎ、日本最長各駅停車。次第にエスカレートする旅程もなんのその、気づけばダイヤに縛られる快感の虜…鉄道の楽しさが無限に広がる、新しい旅の仕様をご提案。

目次

メトロな女―東京の地下鉄全線完乗16時間22分
鈍行列車の女―24時間耐久1343・9km
秘境駅の女―「鉄子の旅」同乗記
相互乗り入れ企画!?「鉄子の旅プラス」菊池直恵―酒井順子さんと水のある風景を求めて
膝栗毛な女―東海道五十三乗りつぎ
トロッコ列車の女―紅葉独り占め京都「鉄学」の道
9to5の女―根室本線 宮脇俊三さんに捧げる寝ずの旅
廃線跡の女―日傘片手に北陸本線旧線を歩く
こだま号の女―東京~博多10時間半
スイッチバックの女―信越本線・篠ノ井線「スイッチバック銀座」
旧国名駅の女―四国巡礼「お線路さん」の旅
おまけ 鉄と油の二泊三日―九州一周揚げ物紀行
徐行列車のふたり―秋田周遊車窓対談 原武史×酒井順子

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966(昭和41)年東京生れ。立教大学社会学部観光学科卒。エッセイスト。高校在学中に泉麻人氏に見込まれ、雑誌に連載を持つ。大学、3年間の会社員時代も、本業を満喫しつつ複数の連載をこなし、円満退職後、ついに本職に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

137
たとえ車窓からの景色がいかに絶景であろうとも、睡魔にはついつい身をまかせてしまうという、ゆる~い鉄子を自認する酒井順子さんにハードな鉄旅を強いる「小説新潮」の企画シリーズ。全11旅+おまけ1。タイトルはいうまでもなく、内田百閒に全面的に敬意を表したもの。また、随所に今は亡き先達、宮脇俊三氏へのオマージュがほの見える。男もすなる鉄旅を女もしてみんとて旅に出た酒井順子さんと新潮社の編集者K嬢の弥次・喜多旅。恋はないけれど、うまいものには目がない。鉄旅のゆるさは筆力でカヴァーしつつ、読んで楽しい本に仕上がった。2014/01/09

昼寝ねこ

74
鉄道旅エッセイなのだが普通の旅行ではない。編集部の無茶振りに乗って超ハードな鉄道旅に挑む酒井順子さんが楽しい。文章力には定評のある酒井さんだから、どんなシチュエーションに陥ろうと傍観者目線の冷静な表現が冴える。読んでいて本当に旅と鉄道がお好きなんだなあと思った。タイトルは当然ながら内田百閒先生の阿房列車を意識している。ここまでハードな旅はご勘弁願いたいが、酒井さんと一緒にただ車窓を眺めるだけの静かな鉄道旅がしてみたい。2024/01/23

takaC

70
これはイイ。阿房列車オトコの自分にはとても楽しめる一冊であるのは確か。2014/03/03

いたろう

59
東京の地下鉄全線を1日で完乗する旅、24時間鈍行列車に乗り続ける耐久鈍行列車の旅、東海道を53回乗り換えて京都を目指す「東海道五十三乗り継ぎ」等々、こんな馬鹿馬鹿しくも無茶な鉄道旅行を出版社に言われるままに行う酒井さんが可笑しい。折角の絶景ポイントで爆睡している酒井さん、これは果たして旅行記なのか(笑) 鉄道が手段ではなく、目的になる旅もまた楽しからずや。こんなお馬鹿な旅ができるのは、実は最高に贅沢なことなのかも。時間があればやってみたい(と言いつつ、時間ができてもやらないだろうけど)2016/04/04

ドナルド@灯れ松明の火

50
乗り鉄女酒井さんが本領発揮!地下鉄完乗は既知だったが新潮社ハード鉄男の田中さんの数々の企画に従っていくがこの受け身の乗車紀行文が進化していて酒井さんの従来の鉄エッセイの中で一番面白かった。新潮社側の企画なので完乗時酒井さんを出迎える新潮社役職者の登場が異色だった。新潮&小学館のコラボ企画も斬新で楽しめた。 かなりお薦め2018/10/02

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