新潮文庫<br> 誘拐報道

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新潮文庫
誘拐報道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101348018
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

4
誘拐事件を取材する新聞記者たちのドキュメント。記者が書いて新聞社が発行したものだからなのか、記者同士、先輩後輩、本社と支局等の関係が不自然に思えるくらい微笑ましく、登場する記者たちの描写も善意に満ちている。みんな良い人でやり手なのだ。落ちこぼれはいないし人間関係の問題も仕事上の喧嘩もない。しかし、その点には目をつぶろう。このドキュメントの目的が誘拐事件などにつきものの「報道協定」のあり方を考えさせることだからだ。談合体質を絵に描いたような日本独自の「記者クラブ」の存在についても突っ込んでほしかったが。2011/02/28

すずたつ

1
びっくりしたのが、登場人物の多さ。70人余り出てくる。 ひとつの報道に関わる人が大勢いる、と判断できる。 報道協定と言う言葉の意味を知ったのは、これが初めて。 例えば『~誘拐、無事保護』と結果が報道されているが、新聞記者は誘拐があったからと言って、すぐに報道できるものでもなく警察のOKが出なければ何も動けない。すぐに報道すると犯人がどこからかその情報を知り、被害者を危険にさらすことになるから。ひとりひとりの心理状態や行動などが克明に描かれてるのでタイミング、ジレンマ、気持ちがすごく分かる。2006/11/20

ゴリゾウ

0
宝塚市で昭和55年1月に発生した小学校1年生の誘拐事件に関して締結された「報道協定」を巡る4日間のドキュメント。 #10731989/05/03

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