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目次
1 1848年~1853年 ラファエル前派兄弟団の誕生―芸術における革命(アカデミーへの異議申し立て/作品をめぐる評価;「美術史」との対話(1) ほか)
2 1853年~1860年頃 グループの崩壊と新たな広がり―それぞれの道へと踏み出す(オリジナル・メンバーの離散/ネットワークの拡大;ラファエル前派の「姉妹団」 ほか)
3 1860年頃~1882年頃 第二世代の形成とスタイルの変容―新たな美意識の芽ばえ(自然描写から感覚的な美へ/美を介した交流の広がり;「唯美主義」の隆盛 ほか)
4 1882年頃~1930年頃 ラファエル前派の影響の広がり―「第三世代」への継承(評価の確立/参照源としてのラファエル前派;国外への波及)
著者等紹介
荒川裕子[アラカワユウコ]
神奈川県藤沢市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はロマン主義からヴィクトリア朝までを中心とするイギリス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Nat
37
図書館本。ラファエル前派では、ミレイとバーン=ジョーンズが好き。後、ウォーターハウスも好き。2021/07/24
takakomama
8
「ラファエル前派の軌跡」展の予習。中心になった3人と仲間たち、第2、第3世代まで、たくさんの人が出てきます。2019/04/20
菊地
4
写実的な絵画を観たかったのと、エヴァレット・ミレイの作品が好きなのでラファエル前派の本を手に取ってみた。 中心人物とグループ、理念、「運動」としての破綻の切っ掛けなどが明快なので時系列や流れが分かり易く読み易い。 やはりモチーフと画風が好みとピンズドなので作品を観ているだけでワクワクしてくる。この時代の展示会を日本でやってくれることを祈っています。2024/03/31
Great Eagle
4
先に美術館でラファエル前派を鑑賞してこんなのもあったのかと知り、今回読んでみました。あまり知られていなかったみたいですが、これから再評価されてくるのかも知れませんね。2019/06/16
たろーたん
2
ラファエロよりも前の時代に遡って創作の手本を見出そうとする派閥。巨匠の陰で見逃されてきた作家たちが発見されたことにも繋がった。代表的のは、ウィリアム・ハント『死の影』『世の光』や、ミレイ『オフィーリア』『イザベラ』。ラファエロ前として見出されたものとしては、ファン・エイクやメムリンクがいる。また、自然そのものに立ち返ったことでも有名。ラスキン『グレンフィンラスの片麻岩の習作』、セドン『ナイル川の眺め』、ジョン・ブレット『ローゼンラウイの氷河』、アルフレッド・ハント『11月の虹、ドルウィゼラン渓谷』。2024/02/08