内容説明
真田省吾、職業は探偵。養護施設で育ち、元警視庁の敏腕刑事に拾われ事務所に住み込みで働いていた。ある日、謎の美少女から奇妙な依頼が持ち込まれる。「私の夢の中で殺される人を助けて」。彼女は人の死を予見する能力を持ち、それが現実になる可能性、これまで100%―この予知夢に法則はあるのか、そして運命は変えられるのか?人気絶頂アクション・クライムミステリー。
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974(昭和49)年山梨県生れ。日本映画学校卒。2004(平成16)年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。小説の他、舞台脚本の執筆なども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
219
「人は運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う ラ・フォンテーム」軽文学。推理小説。バイクでの事故、麻薬事件、元警察官の探偵、新宿署の警察官。ありがちな状況とありえない事態。続きが読みたくなるのは、人物描写がしっかりしているためかも。2013/06/04
てち
100
爽快感がありサクサク読める作品である。内容は思ったより面白く良かった。非常に読みやすく読書初心者にオススメである。2020/12/28
扉のこちら側
89
2015年1236冊め。単行本発売時に読了していたのを忘れて手に取り、読みながら思い出した。小説としての文章力表現力はおせじにもよいとは言えないのだけれど、ストーリーとしては面白い。ただやっぱり銃撃ちすぎだと思うんだ。2015/12/24
七色一味
74
読破。新潮文庫の100冊'13。長らくこのシリーズの4巻目はあったものの、どうも表紙のイメージが良くなくて(どんな基準なんだ!)手付かずが、たまたまブクオフにて見つけたので購入、諦めて読み始めたという…。うん、いいんじゃない? 酒場も煙草の煙もネオンサインも見当たらないライトなハードボイルド、転がり始めたらどこまで転がるかわからないローリング・ストーンなストーリー展開は、読んでいてスカッとする感じです。まぁ、細かく言えば、ツッコミどころは満載(笑)2013/11/26
えりこんぐ
61
神永さん初読み。ミステリーとしてはあっさりめ。元・刑事の探偵所長に若い美人スタッフ、そして主人公の真田は後先考えずに突っ走る..よくありがちな設定だけど、スピード感があるので飽きずに読める。シリーズ残り3冊積んであるので、重い読書の合間に読もう♪2018/11/25