出版社内容情報
平成28年8月8日。日本全土に激震が走った。天皇自身が直接国民に語りかけ、生前の譲位を提起する──。「平成の玉音放送」ともいうべきあのメッセージは何を意味したのか。明治、大正、昭和と、つぶさに天皇の姿を見つめてきた近現代史の泰斗が解き明かす。禁じられた政治行為か、個人的な考えの吐露か、平成はどんな終わりを迎えるのか……。天皇の痛切な想いを読むリアルドキュメント。
保阪 正康[ホサカ マサヤス]
著・文・その他
内容説明
平成28年8月8日。日本全土に激震が走った。天皇自身が直接国民に語りかけ、生前の譲位を提起する―。「平成の玉音放送」ともいうべきあのメッセージは何を意味したのか。明治、大正、昭和と、つぶさに天皇の姿を見つめてきた近現代史の泰斗が解き明かす。禁じられた政治行為か、個人的な考えの吐露か、平成はどんな終わりを迎えるのか…。天皇の痛切な想いを読むリアルドキュメント。
目次
第1部 天皇陛下「生前退位」の解読(「生前退位」への想い;「生前退位」が浮上した二つの理由;「生前退位」を大正天皇崩御から考える ほか)
第2部 天皇と国民の新たな回路のために(国民が共鳴した象徴天皇像;軍事主導体制とは相いれない象徴天皇制について考える;大正期、摂政制度の内実から天皇の生前退位を考える ほか)
第3部 平成とは何であったのか(天皇のご意思は満たされたか;私たちにとって天皇とは何か;天皇・皇后両陛下の「慰霊の旅」は何を語りかけているか ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939(昭和14)年、北海道生れ。同志社大学文学部卒業後、編集者などを経てノンフィクション作家に。著書多数、とくに昭和史、医療問題に関する作品に定評がある。2004(平成16)年『昭和史講座』の刊行で菊池寛賞を、’17年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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