出版社内容情報
石井 光太[イシイ コウタ]
著・文・その他
内容説明
使用済みのオムツが悪臭を放ち、床には虫が湧く。暗く寒い部屋に監禁され食事は与えられず、それでもなお親の愛を信じていた5歳の男児は、一人息絶え、ミイラ化した。極めて身勝手な理由でわが子を手にかける親たち。彼らは一様に口を揃える。「愛していたけど、殺した」。ただし「私なりに」。親の生育歴を遡ることで見えてきた真実とは。家庭という密室で殺される子供たちを追う衝撃のルポ。
目次
Case1 厚木市幼児餓死白骨化事件(地獄絵図と化したアパート;親子三人;夫婦喧嘩 ほか)
Case2 下田市嬰児連続殺害事件(伊豆半島の南;母子一族;結婚 ほか)
Case3 足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件(荒川;裁判―二〇一四年;家族の肖像 ほか)
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977(昭和52)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに取材、執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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