出版社内容情報
三島由紀夫、坂口安吾、大岡昇平、江藤淳、正宗白鳥、福田恒存、田中美知太郎、中村光夫ら12名と繰り広げる第一級の精神のドラマ。三島由紀夫、坂口安吾、大岡昇平、江藤淳、正宗白鳥、福田恒存、田中美知太郎、中村光夫ら12名と繰り広げる第一級の精神のドラマ。
小林 秀雄[コバヤシ ヒデオ]
内容説明
近代日本文学史上、燦然と輝く業績を残し、今なお強い影響力を及ぼす批評家・小林秀雄の歴史的対話十二篇。坂口安吾、正宗白鳥、青山二郎、大岡昇平、永井龍男、河上徹太郎、三島由紀夫、江藤淳、中村光夫、福田恆存、岩田豊雄(獅子文六)、田中美知太郎を相手に、文学、音楽、美術、演劇、作家の生き方等、多彩なテーマを自由闊達に語り合い、人生の妙味と真実に迫る、感銘深き一巻。
目次
伝統と反逆(坂口安吾)
大作家論(正宗白鳥)
「形」を見る眼(青山二郎)
現代文学とは何か(大岡昇平)
批評について(永井龍男)
美の行脚(河上徹太郎)
美のかたち(三島由紀夫)
誤解されっぱなしの「美」(江藤淳)
白鳥の精神(河上徹太郎)
文学と人生(中村光夫;福田恆存)
日本の新劇(岩田豊雄)
教養ということ(田中美知太郎)
著者等紹介
小林秀雄[コバヤシヒデオ]
1902・4・11~1983・3・1。評論家。東京生まれ。東京帝大卒。1924年、『ランボー作品集』に出会い、文学の出発点となる。29年、「改造」の懸賞評論で「様々なる意匠」が二席に入選。翌年から「アシルと亀の子」などの文芸時評を始め、プロレタリア文学の観念性を衝き、批評家としての地位を確立。それは同時に、近代批評の創始でもあった。以降、昭和文学のひとつの中心をなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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