新潮文庫
怖いこわい京都

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101322735
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0195

出版社内容情報



入江 敦彦[イリエ アツヒコ]
著・文・その他

内容説明

微笑みに隠された得体のしれぬ怖さ―それこそが、京都の魅力であり真骨頂だ。千年の情念が積もり積もった都で飄々と暮す人々だけが知る恐怖を、京都話の名手が案内する。都の魔と人の業が結晶した“異形”、大路小路にひそむ“伝説”、京都人も畏れる“寺院”。ほか“神社”“奇妙”“人間”“風景”“幽霊”“妖怪”の九章からなる京都奇譚。

目次

怖いこわい異形
怖いこわい伝説
怖いこわい寺院
怖いこわい神社
怖いこわい奇妙
怖いこわい人間
怖いこわい風景
怖いこわい幽霊
怖いこわい妖怪

著者等紹介

入江敦彦[イリエアツヒコ]
1961(昭和36)年京都市西陣、髪結いの長男に生まれ機の音に囲まれて育つ。多摩美術大学染織デザイン科卒業。’91(平成3)年渡英、ロンドン在住。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

43
京都には行き帰りと言うより、入った出たという感じがつきまとう−いわゆる結界を感じてしまう。この本はそんな京都の普段着の下に隠された姿をかいま見せてくれる思いがする。ねきに寄るのは勘弁させていただいてインターネットでサクサクと名刹をジョウントして訪ねてみたい。ちぃちゃんさんありがとう。2013/06/13

chiru

40
これも、頂いた本。 『幽霊』と『妖怪』は流し読み(ノ_・。)2018/02/18

アラレちゃん

32
裏京都とか怖い京都や京都のミステリーなど、色んな人が色んな出版社から出されているが、だいたい似たような内容で、出てくる場所も人物も有名なものばかり。この本も同じなんじゃないかと思いながら、立ち読みしたところ全然、知らない神社仏閣や場所が出てきて、これは今までの本とは違うと即購入。さすが京都生まれの京都育ちの著者だけあるな〜と思った。これを持ってマニアックな京都観光をするぞ〜!この本に、京都の知り合いが紹介されているのに、思わずニヤっとしました。2015/05/23

mymtskd

29
伝説、風景、神社など9つのテーマごとに各11編、全部で99篇の「怖い」が紹介されている。1つが3ページ程度なので、どこから読んでも読みやすい。さすが洛中出身の著者だけあって1篇が短いとはいえ内容がすごくディープで濃い。どの話も怖いが、一方、京都の魅力を強力に伝えているのも確かで、この本を手に京都に行ってみたくなってしまう。何より著者が京都(洛中)人以外を「よそさん」と言っているのが一番怖かった。2022/04/04

風竜胆

18
宝くじが当たれば(当たらないけどw)、春秋は京都で過ごしたいと常々思っていたが、本書を読んで、少し考えが変わってしまった。 2013/07/06

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