新潮文庫<br> 一夜―隠蔽捜査〈10〉

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新潮文庫
一夜―隠蔽捜査〈10〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101321677
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人気作家の北上輝記が小田原の自宅付近で誘拐された。混迷が深まる中、北上の友人である梅林賢が捜査への協力を申し出る。竜崎はミステリ作家としての彼の知見を尊重し、謎の解明のために助言を求めることにした。一方、息子の邦彦が東大を中退して映像の世界に飛び込みたいと訴えて──。原理原則を貫く信念の警察官僚が加えた人間力。神奈川県警刑事部長・竜崎伸也の新たな成長を描く。


【目次】

内容説明

人気作家の北上輝記が小田原の自宅付近で誘拐された。混迷が深まる中、北上の友人である梅林賢が捜査への協力を申し出る。竜崎はミステリ作家としての彼の知見を尊重し、謎の解明のために助言を求めることにした。一方、息子の邦彦が東大を中退して映像の世界に飛び込みたいと訴えて―。原理原則を貫く信念の警察官僚が加えた人間力。神奈川県警刑事部長・竜崎伸也の新たな成長を描く。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955(昭和30)年北海道生れ。上智大学在学中の’78年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006(平成18)年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、’08年、『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞する。’17年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。’24(令和6)年、日本ミステリー文学大賞を受賞する。さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

114
★★★★★★☆☆☆☆隠蔽捜査シリーズ第10弾。神奈川県警刑事部長・竜崎の元に作家・北上が誘拐されたとの一報が届く。捜査が停滞する中、届いた犯人からの要求は「誘拐を世間に公表しろ」という意外なものだった――。不可解な誘拐劇の裏に隠された驚きの真相とは。個性的なエンタメ作家・梅林賢も登場するが、本シリーズの醍醐味は理不尽な難敵を竜崎の原理原則で打ち負かすことにあると思うので、難敵のいない本作にはやや物足りなさも。竜崎を「ファンになる側ではなくファンを作る側」と言った佐藤本部長は、なかなかの慧眼の持ち主である。2026/09/25

mayumi

30
隠蔽捜査シリーズ10作目。人気作家の北上が誘拐される。犯人の意図が掴めず捜査は難航するが、北上の友人でミステリ作家の梅林が協力を申し出る…というストーリー。誘拐ものなのに、ちっとも緊迫感がない。まあ、正直、犯人は最初からわかってるようなものだし、驚きもないんだけどね。このシリーズはもはや竜崎の変わり者具合を楽しむようなものだからね…。2026/09/03

ヤジマ

29
主観点 8.3/10 竜崎シリーズ準新作が文庫化されたので読んでみた。原則原理の竜崎のブルドーザーぶりは今作ではやや控え目だったような気がするが、職務を全うしながら家族のケアも怠らないあたりは流石。村上春樹、じゃなかった北上輝記が誘拐され、その誘拐の目的や如何に。二つの事件が交錯したとき、物語は急速に氷解していく。梅林のモデルは誰なんだろう。今後、竜崎の呑み友として登場しそう。推しの心理たるものが理解できない竜崎。流石はミスター浮世離れ。次作では読書している竜崎が見られるのだろうか。文庫化が楽しみだ。2026/09/13

Y.yamabuki

24
今作は作家が絡み、今野さんもこんなことを思っているのかと考えると興味深い。そして相変わらずの竜崎の忖度しない物言いもいい。今回登場する作家にさえ、遠慮なく著作を読んでいないことを告げる。そもそも小説には興味が無いらしい。警察にもファンがいてその興奮ぶりとは大違いだ。捜査本部での副所長や捜査一課長とのやり取り、家庭での妻冴子との会話もいつも通り楽しめた。2026/09/26

ふぅちゃん

18
何か、おおよその筋書きが物語の半分くらいで分かってしまったな…あとはそれの確認作業のような…一般人である梅林を深々と捜査に引き込むところも、四角四面で原理原則にうるさい竜崎らしくないような気がした。不合理なしきたりや決まりごとにに拘らないのもまた、竜崎の原理原則、ということか。2026/10/03

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