新潮文庫
5万4千円でアジア大横断

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101315515
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0126

内容説明

「バスに乗って日本橋からトルコまで行ってみよう」。51歳の旅行作家、40歳のカメラマン、30歳の料理人が意気投合しアジアハイウェーをひたすら西へ向かう旅が始まった。中国では2段ベッドの寝台バスで眠り、インドでは路線バスを乗り継ぎ、イラン兵士の厳しい監視が待ち受ける。名所旧跡・世界遺産には脇目もふらず、おんぼろバスに揺られ直走ったのべ27日間車中15泊の激安珍道中。

目次

1章 日本―日本橋→大阪→博多
2章 韓国―釜山→仁川
3章 中国―丹東→瀋陽→北京→石家荘→武漢→長沙→広州→湛江→憑祥
4章 ベトナム・ラオス―ランソン→ハノイ→ビエンチャン
5章 タイ・ビルマ―ノンカーイ→コンケン→メーソト→ミャーワディ→バンコク
6章 バングラデシュ―シロング→ダウキー→シレット→ダッカ
7章 インド―コルカタ→パトナー→バナラシ→カンプール→デリー→ジャランダー
8章 パキスタン―アムリッツァル→ラホール→クエッタ→タフタン
9章 イラン・トルコ―ザヘダン→テヘラン→タブリーズ→アララト山→ドウバイヤジェット→イスタンブール→エディルネ→カピクレ

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954(昭和29)年、長野県生れ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』でデビュー。アジアと旅に関する著書多数。とくに東南アジアに造詣が深い。近著『南の島の甲子園―八重山商工の夏』でミズノスポーツライター賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zero1

54
国とは何だ?1万7千キロに及ぶアジア・ハイウェイ横断旅行に出かけた下川たち3人。船で韓国へ行き、さらに船で中国へ。北朝鮮とビルマ(ミャンマー)があるため一度帰国してインドから再挑戦。ベトナム、ラオス、タイでアジアの発展に驚く。特に中国やインドの高速道路整備。逆にアジアらしさも残る。バングラデシュとインドを経由してパキスタン、イラン、そしてトルコへ。こうした旅は実際にできないので読むに限る。27日かけた旅で彼らが見たものは?2019/11/26

糜竺(びじく)

27
インドで乗ったバスが、ワイパー無し、サイドミラー無し、クラクションのスピーカーが車内についているのには笑った。2022/03/11

ビイーン

27
下川さん、50歳でよくやるよ。22歳の時、下川さんの「12万円で世界を歩く」に変な影響を受けて行ったタイ旅行を思い出した。チェンマイからミャンマーとの国境の街メーサイまでオフロードバイクでツーリングしたんだ。僕も年取ったし、もう無茶な旅行は出来ないな。2019/09/18

蓮華

21
バスだけでアジアを横断していく旅レポ。 ひたすらバス、英語が通じない国でも、筆談やジェスチャーで乗り越えていく著者の根性は素晴らしい。 女では体験できないだろう冒険が羨ましい。 ネズミと一緒にバスに乗るとか、何日もお風呂に入らず真っ黒とか、日本ではあり得ない体験ができるのが発展途上国の良さ?なのでしょう。2018/01/05

びっぐすとん

18
『世界最悪の鉄道旅行』以来2冊目。『深夜特急』よりこういう旅行記の方が好きだな。しかーし、このバスの旅は無理~!特にインドからイランの間、腰が持たない、精神も持たない。51歳でよくこんな旅したなあ。露骨な賄賂の要求やぼったくりだらけのバスのチケット購入。人間不信になりそうだ。これは全方向タフな人だけが出来る旅だ。島国に住んでるとわからないけど、地続きだと国民性や社会、文化の違いが国境を越えたとたんに変わるのが分かるんだろうなあ。実際に旅する勇気も体力もないが、旅した気分にさせてくれるこういう本は楽しい。2019/06/03

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